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土曜日3週連続の東京遠征も今日で最後。バレエフェスのBプロです。
上りは結構空いてました。 久しぶりに「500系のぞみ」を見たので一枚。丸みを帯びたボディがスタイリッリュ。 昨晩は何時間か「大雨警報」が出ていた東京。今日は曇り空でしたが、 大雨には至らず助かりました。 いざとなれば実家があるとは言え、新幹線が止まるのは怖いですからねぇ‥。 特別全幕プロ「ドン・キホーテ」「Aプロ」「Bプロ」の3回で、 私のバレエ・フェスは終了。 来週もまだ、「ガラ」「眠り」「オマージュ・アベール」と続きますが、 往復の新幹線代とチケ代を考えたら、やはり3日が限界^^; いや、3日でも冷静に足し算すると青ざめますが、そこは見ないフリで。。 でも後先考えずにチケット買って観に行った甲斐がありました。 次は3年後、また沢山観に行けるよう、バレエ貯金をしなくては。 (うちの勝手な事情だけど、3年後は受験生が2人なのかしら、、巡り合わせが悪過ぎる。) *************** プログラムBの覚え書き *************** 今日もまた入り口には「大入り」マークが出ていました。私が行った3日は全て満席。 表向きは満席の公演でも、行ってみるとポツポツ空席があるのが普通ですが、 この3日は正真正銘の満席で、私が観た1階に関してはぎっしり埋まっていました。 最初はお財布の都合で、「ドン・キ」「Bプロ」のチケットしか買っていなかったのに、 プログラムが発表されてから猛烈に「Aプロ」も観たくなり、 譲渡板で譲っていただいたのです。 土曜日の券が手に入ったのは、今にして思えば本当にラッキーでした。 とりあえず忘れないうちに、気になったダンサーの覚え書き。 ●マリアネラ・ヌニェス&ティアゴ・ソアレス 「チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ」 ABプロともに、幕開けは「チャイパド」、トリは「ドン・キ」がお約束で、 今日はこのお二人。 Aプロの海賊がとても良かったので、楽しみにしていました。 正直、Aプロ・チャイパドのシムキン組に比べたら見劣りしてしまうのでは‥ という気もしていたのですが、なかなかの出来だったと思います。 ヌニェスは堅実に踊るいいダンサーですね。 ソアレスは雰囲気はいいのですが、どこか地味なのがちょっと残念。 体格に恵まれているわりに、ジャンプが低いように思いました。 でもサポートが丁寧なので、安心して観ていられるカップルでした。 ●ポリーナ・セミオノワ&フリーデマン・フォーゲル 「アレクサンダー大王」 当日になってのプログラム変更でした。 ポリーナの属するベルリン国立の新作だそうです。 と言っても、まだこのパ・ド・ドゥ部分しか発表されていないそうな‥。 口の悪い妹が、「本当に全幕完成するのかしらねぇ~」と言ってました^^; やや水着チックで野性的な衣裳が、このお二人にはお似合いでした。 Aプロの「マノン」よりも、ポリーナの中性的な魅力が生かされた作品だったと思います。 ●上野水香&デヴィッド・マッカテリ 「白鳥の湖」より“黒鳥のパ・ド・ドゥ” うーーん、この演目は、残念ながらちょっと力不足という印象でした。 水香さんの黒鳥っぽさがイマイチとか、マッカテリが頼りなげとかも そうなんですけど、何より先週踊ったザハロワ&ウヴァーロフと 比べて観てしまうのが、辛いところ‥。 A・Bプロ両方観ている人がかなり多いと思うので、 プログラムが被っている場合は、それなりの相対評価がされてしまうことは 避けて通れないですよね。 演目的にもパートナー的にも、先週の「ジゼル」の方が良かったと思います。 しかも13日の「ガラ公演」では、今日ザハロワが踊った「ドン・キ」を トリで踊るそうで、これもまたどうなんでしょうねぇ。 主催がNBSなのでこういう展開は容易に想像つきますが、ちょっと無理があるような。 私は行けないけれど、妹の感想を楽しみに待ちます。 ●マリア・コチェトコワ&ダニール・シムキン 「パリの炎」 お見事!の一言。今日一番の拍手はこのお二人でした。 これは、ボリショイの回転コンビ(?)オシポワ&ワシリーエフが、 一昨年の合同ガラで踊って拍手喝采を受けた演目ですが、 その上を行っていたかもしれません。。 特にシムキンの男性ソロは、ジャンプがどれも高く個性的、 ワシリーエフとは全然違う魅力で、満員の観客を虜にしていました。 コーダのジャンプの凄さに、音楽が鳴り止まぬうちから 文化会館が割れんばかりの怒涛の拍手が起きました。 コチェトコワも今日が一番調子が良かったように思えました。 (彼女も端々に、高度なテクニックを散りばめていたのですが、 シムキンがあまりに目立ってしまうのでちょっとお気の毒でした‥。) ●ルシンダ・ダン&レイチェル・ローリンズ&ロバート・カラン 「白鳥の湖」第三幕より 来年来日するオーストラリアバレエのプロモーション的な演目でした。 マーフィー版なので、チュチュの白鳥・黒鳥が出てくる普通の舞台とは 全く異なります。 バレエというより演劇っぽいというか、白鳥VS黒鳥を人間に置き換えた 修羅場シーンが展開されるのです。 全幕だとどんな感じなんだろう?と思いましたが、 妹は「今日観たから来年はもういいや」と言ってました。 これじゃあ、全然プロモーションになってないって。。 ●オレリー・デュポン&マニュエル・ルグリ 「ベラ・フィギュラ」 相変わらずのルグリ人気。オレリーは典型的フランス美女ですね。 でも、ちょっとズングリして見える衣裳だったかな。 ルグリはAプロの時も唯一、下手だけでなく上手に回って 拍手に応えていたのが流石でした。 ●ナターリヤ・オシポワ&レオニード・サラファーノフ 「海賊」 二週続けて大好きな「海賊」が観られるとは、なんという幸せ♪ オシポワはいつも通り(‥やや抑え目だったかな?)でしたが、 サラファーノフは先週に続いてなかなかの好調ぶり。 と言うか、私が勝手に彼を過小評価していただけなのかも、、 ごめんなさい。 ジャンプの高さ、ピルエットの正確さも申し分なく、 何よりサポートが一昨年観た時に比べて格段に上手くなっていました。 片足外してのリフトも全然危な気なく、お見事でした。 妹に「なんか、落ち着いたよねぇ、サラファーノフ」と言ったら、 「あんまり落ち着いちゃったら踊りがつまらなくなるよ~」と言ってましたが。。 A・Bプロとも、女性ソロパートはガムザッティのヴァリ。 「海賊」は、他演目の曲をちょこちょこ挿入するのが面白いですね。 ●タマラ・ロホ&フェデリコ・ボネッリ 「エスメラルダ」 シムキン組に続く今日の二番人気は、このお二人でした。 エスメラルダの黒×深緑の衣裳が、なんと良く似合うこと~。 メイクもばっちりでした。 私は一昨年、オーロラ姫でロホを観たのですが、踊り以前に 「‥この貫禄じゃあ、姫じゃなくて女王じゃないの?」という違和感が拭いきれず、 それほど好印象ではなかったのでした。 でも、今日のこの演目は本当に彼女にピッタリ。 6日の全幕「白鳥」も素晴らしい出来だったそうですが、その良い流れに乗ったまま、 フェッテ・バランスを次々と決めていきました。 2回目のバランスは、最後までボネッリの手を取ることなくフィニッシュ。 もの凄い拍手が沸きました。 フェッテも気合い入りまくりで、たぶん5回転があったのでは‥? (明らかに普段見るものより回っていたので。。) 思わず「おぉ~」と声を出してしまったら、隣席の方も同じタイミングで声が出ていて 「あ、私だけじゃないのね。」と安心しました^^ なんとなく体育会系っぽい、「絶対キメてやる」という男前のロホ姐さん、素敵でした。 ●マリア・アイシュヴァルト&フィリップ・バランキエヴィッチ 「オネーギン」 昨秋のシュツットガルト・バレエの人気演目「オネーギン」の再現です。 私が観たのは、調子いまひとつだったアマトリアンだったので、 これも楽しみでした。 けれど、直前のロホがあまりに素晴らしい出来で、 客席は妙な興奮状態になっており、ゼロの状態から観てもらえるのかな‥と 心配にもなりましたが、そんな心配はものともせず、 あっという間にオネーギンの世界に引き込まれました。 本調子ではなかったアマトリアンでも感動した私ですが、 この二人は何倍も凄い! それにしても、このバレエ団の男性は、難しい体勢でのリフトが 本当に上手ですね~。 ロホには僅かに及びませんでしたが、この二人も大きな拍手を貰っていました。 ●スヴェトラーナ・ザハロワ&アンドレイ・ウヴァーロフ 「ドン・キホーテ」 「エスメラルダ」「オネーギン」といい感じで盛り上がってきた舞台を 〆るにふさわしいこの二人。 先週はいまひとつの出来だったのでちょっと心配でしたが、 幕が開くと満面の華やかな笑み。 この二人のドン・キは、4月のザハロワ・ガラで観たばかりですが、 ザハロワ好きの私は、何度見てもその美しさにため息が出ます。 上背のバランスといい、この二人はやはり別格なんですよね~。 先週はどこか頼りなげだったバランスやフェッテも今日は問題無し、 重量挙げ状態で驚いたリフトもいつもの通りにこなしていて、ホッと一安心。 32回のフェッテも、久しぶりに前半にダブルを入れていました。 (先に踊ったロホの気合い充分のフェッテを見て、 感化されたのかしら‥と勝手に想像・笑) ‥しかし、先週土曜日の絶不調は一体なんだったのでしょう?? オディールとキトリというキャラの違いも多少あるのでしょうが、 今日のザハロワはニコニコで幸せな気分のフィナーレとなりました。 去年からずっと楽しみにしていたバレエ・フェスが終わってしまい、ちょっとガックリ‥。 さすがに大散財したので、来月はバレエはお休み。 次回は今日のトリのお二人、ザハ&ウヴァの「ドン・キ」@新国立劇場の予定です。 (本年4回目のザハロワ、、よくもまあ飽きもせずです)
by hanakako1026
| 2009-08-09 02:33
| バレエ
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