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久しぶりの関西遠征、昨年12月以来の兵庫芸術文化センター大ホールへ
東京バレエ団45周年記念公演「ラ・バヤデール」を観に行きました。 今日は天気予報が良い方にハズれて、ちょっと暑いくらいの秋晴れ。 そんな陽気でも、大阪駅には早くもブーツの方が大勢。皆さんお洒落ですね~。 広大な西宮ガーデンズは、ほんの少ししか見られませんでした。 なんであんなに広いの‥。 お借りしたという豪華版。 バヤは去年の新国公演をうっかり見逃しているので、 見たい気持ちは強かったのですが、 チケット発売時にバレエ・フェス&タヒチ貧乏状態だったため、 迷った末に諦めたのでした。 それが、直前になって安くチケットを譲っていただけたので、 結局見に行くことに ^^; 今回のチケットは2階の最前列、「影の王国」のコールドがとても楽しみでした。 ************ 忘れないうちに、今日の感想です ************ 芸文ホールの2階席は、とても観やすく快適な席でした。 前席の方の座高が視界にかなり影響する私には、 この最前列席は本当に有難かったです。 特にバヤはコールドのフォーメーションが見所のひとつなので、 高い位置から全体が見渡せる2階席はお薦めだと思いました。 今回は最前列とは言えセンターブロックではなく下手寄りの席でしたが、 このホールは端に近い席でも観やすく座席が配置されていますので、 S席であればほぼ見切れは無いと思います。 東バの影の王国のコールドは、4人×6列の24人。 降りてくるスロープは1段。 新国の4人×8列=32人、スロープ3段には数字の上では負けていますが、 踊りの揃いぶりは決して負けていなかったと思います。 よくもここまで揃えられるものだ、こういう緻密なワザは日本人ならでは! と強く感じました。 今日のキャストは、ニキヤ:上野水香さん、ソロル:高岸直樹さん、 ガムザッティ:奈良春夏さん。 東京の初日をこのキャストで観た妹の感想は、 「とにかく初日という感じ」というもので、大きなミスは無いものの やや固かったという話でしたが、今日はなかなか良かったと思います。 特に上野さんは動きがとても軽く、なおかつ安定感がありました。 8月のバレエ・フェスの出来は正直いまひとつ‥でしたが、 高岸さんとの舞台だとそれだけで安定感が出るのでしょうか。 やはりパートナーは大切ですね。 日本人としてはやや個性的な顔立ちが、あのエキゾチックな衣裳にぴったりでした。 個人的には今まで観た舞台の中で、一番彼女の雰囲気に合った役だと思いました。 対するガムザッティの奈良さんも、とても丁寧な踊りで良い出来だったと思います。 美人で気の強い国王の娘をしっかり演じていらっしゃいました。 去年の新国バヤは、超絶ザハロワ・ニキヤに対するガムザッティが あまりにも影が薄く、ここまで地味だと(美しい二人の間で揺れ動くソロルという) 話が成り立たないじゃん‥と思ったほどでしたから。 その点、今回の上野さんV.S.奈良さんは、 物語としてちゃんと成立していたと思います。 ただ奈良さんは上野さんには上背が負けているので、 やはり地味ではありましたが、なかなかこの2人を完璧に揃えるというのは 難しいんでしょうねぇ。 ソロルの高岸さんは、たしか40才を越えていらっしゃるんですよね。 体力勝負でもあるこの役を、最後まで息切れすることなく演じていらっしゃいました。 何回かの長いリフトは、ややキツそうに見えましたが、 帰宅して去年の新国DVDを見てみたら、マトヴィエンコでさえ息切れ気味だったので、 立派な出来だったと思います。 踊る技術だけではなく演技力も要求されるソロルは、 高岸さんならではの魅力が発揮されていました。 そして、ある意味一番印象的だったのが、大僧正の後藤さん(笑)。 全然踊っていないのに、凄い存在感でした!! 両手の上げ下げと顔芸だけで、ここまで感動させるとは凄いです (って貶してないですよ)。 加えて、大僧正のカブリモノ(含む坊主頭)の何と似合うこと。 普段の(焼きソバ様の)髪型よりこっちの方が、何倍も男前に見えました。 ‥後藤さんに関しては、やはり妹から「すごかったよ、踊ってないのに」 という事前コメントもあり、終盤は役への嵌りっぷりに笑いそうになりました ^^ 特に1幕最後の、ニキヤ絶命→ワナワナの激しいこと‥。 いやいや、楽しませていただきました。 最後に、今日はオケ(大阪シンフォニカー交響楽団)の演奏も素晴らしかったです。 2階席だとオケピがよーく見えるのがまた楽しい。 trpは、たま~に高音が怪し気でしたが、その他はバッチリ。 特にVn.ソロと Fl. が素晴らしかったです。(コンマスは女性でしたね。) 素人が偉そうなことは言えませんが、よく聴く東京のオケは一体何?と思うほど‥。 3幕の最初にオケの皆さんが挨拶された時に、盛大な拍手が贈られていたので 私だけでなく皆さん良い演奏と感じていたのだと思います。 ミラノスカラ座の衣裳は、上品かつ重厚な色合いでとても素敵でした。 終幕の神殿崩壊の場面も、神秘的で美しかったと思います。 終わったばかりで気の早い話ですが、再演の日がとても楽しみな作品でした。 <おまけ> 終演後、西宮北口への連絡デッキを歩いていたら、 後ろにいたおばさま2名のおひとりが、 「えーー、あの赤い女の人(ガムザッティ)、大僧正の娘やなかったのん!?」 と叫んでました。 ・・・なんか、関西のお客さん面白いわ(なんで、坊さんに娘がいる??)
by hanakako1026
| 2009-10-04 02:32
| バレエ
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