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延期した旅行の日程とぴったり重なったので、Ballet Star Gala@国家戯劇院へ。
6回目となるこのガラ、毎年出演者が変わるため多少の当たり外れがありますが、 今回は中の上といったところでしょうか。 続けて出演しているシムキンの人気が凄く、このガラの看板ダンサーという雰囲気でした。 去年の英国ロイヤルは満席に近かったけれど、このガラはそれほどの人気は無く 1階席で6割程度の入りだったかな。 安い上階席はもう少し入っていたかもしれません。 3ヶ月前の記憶は消えかけていますが、ざっと感想。 <第1部> ◆「眠れる森の美女」より第3幕グラン・パ・ド・ドゥ サラ・レーン、コリー・スターンズ(ABT) 一番手はABTのお二人。 でもサラ・レーンはまだソリストということもあり、少々地味感は否めず。 残念ながら、躍動感・華やかさに欠けるオーロラ姫でした‥。 ABTって生え抜きダンサーがいまひとつのような気がするんですけど、先々大丈夫なのかしら。 ◆「オネーギン」より第3幕パ・ド・ドゥ ファン・ヘミン、オム・ジェヨン(ユニバーサル・バレエ) こちらは、韓国ユニバーサル・バレエのプリンシパル・カップル。 さすがにこの二人の方がはるかに上手い!かなり踊り込んでいるのが観ていてわかりました。 特にヘミンは、華奢なのに身体能力も高く、好演だったと思います。 もちろんシュツットのオネーギンとは違ったテイストでしたが、 これはこれで見応えのあるお二人でした。 ◆「椿姫」より白のパ・ド・ドゥ ソニア・ロドリゲス、イリ・ブベニチェク(カナダ・ナショナル・バレエ) この日一番のお楽しみプロ^^ 久しぶりのイリは、心なしかガッシリされていたように見えましたが、動きは俊敏でした。 やはりハンブルグ・ダンサーのアルマンは筋金入りで、他カンパニーとは異次元な感じ。 難しいリフトも全く危なげなくこなしていて、思わず溜息が出ました。 アルマンは上背のあるダンサーじゃないと“運搬リフト”になってしまうのですが、 イリのリフトは完璧でした。 相手役のロドリゲスもリフト慣れしていて、上手かったです。 カナダ・ナショナルのレベルの高さを実感した舞台でした。 ◆「アダム」 イーゴリ・コールプ(マリインスキー・バレエ) 相手役予定だったオブラスツォーワが、ボリショイ移籍もあって降板。 コールプは2演目をソロで踊りましたが、彼は王子役よりもコンテの方がずっと魅力的。 踊りの幅が広いダンサーですね~。 ◆「Les enfants du Paradis(天井桟敷の人々)」 イザヴェラ・シアラヴォラ、ヤン・サイズ(パリ・オペラ座・バレエ) 思いがけず来年来日公演予定の天井桟敷の1シーンを観ることに^^ シアラヴォラは豪華衣裳で、伯爵との不穏な雰囲気を醸し出していました。 巻き髪と長い睫のイザヴェラはお人形さんのようでした。 来日公演はチケ代高いので、とりあえず保留にしておきます。 ◆「Neve al Sole」 ポリーナ・セミオノワ、ドミトリー・セミオノフ(ベルリン国立バレエ) 言わずと知れたセミオノワ・セミオノフ兄妹によるコンテンポラリー。 衣裳の赤Tシャツを小道具にした楽しい演目でした。 髪をふたつに縛ったポリーナが可愛らしかったです。 しかしドミトリーのなんとデカいこと~ (ノ゜⊿゜)ノ 上背だけなく恰幅もあるので、凄い存在感です。リフトされたら目線はどれくらいになるんだろう。 ◆「Mono Lisa」 アリシア・アマトリアン、ジェイソン・レイリー(シュツットガルト・バレエ) シュツット・ダンサーの得意演目と思われる「Mono Lisa」、 東京ではマラーホフ・ガラのアイシュヴァルト&ラドメイカーで観ましたが、 この会場ではライティングの演出無しだったのがちょっと残念でした。 でもアマトリアンとレイリーの無駄の無い機械的な踊りっぷりはさすが。 シュツットのダンサーはコンテが本当に上手いんですよね。 来日公演でもコンテの入ったガラ公演があればいいのに‥と思ってしまいます。 ◆「ドン・キホーテ」より第3幕グラン・パ・ド・ドゥ マリア・コチェトコワ(サンフランシスコ・バレエ)、ダニール・シムキン(ABT) 昨夏のABTへ行き損ねた私には、久しぶりのシムキン。 やっぱりこの二人は体型のバランスがぴったり。 3年前にバレエ・フェスの全幕で観た時よりは、シムキンもさすがに大人の雰囲気(笑)。 でもフィッシュダイブは相変わらず、両手&手離し無しでした。もうちょっと頑張れ。 コチェトコワはちょっとお化粧濃すぎだったような。 いい意味で予想通りの出来だったので、特筆すべき感想は無しかな。 <第2部> ◆Moon Pas de Deux — Expert from full length ballet Shim Chung ファン・ヘミン、オム・ジェヨン(ユニバーサル・バレエ) 訳がわからないので、原題のまま。 民族衣装をまとって踊る、美しいパ・ド・ドゥでした。 ファン・ヘミンは体のラインが美しいダンサーで、ちょっと全幕も観てみたいと思いました。 ◆「カルメン」よりパ・ド・ドゥ サラ・レーン、コリー・スターンズ(ABT) 全く記憶から消えてしましました。衣裳さえも思い出せないとは‥(-_-; ◆「ランデブー」 イザヴェラ・シアラヴォラ、ヤン・サイズ(パリ・オペラ座・バレエ) ショートボブのシアラヴォラがめちゃ格好良い。 「ランデブー」はこの3週間後のエトワール・ガラでもやっていたので、 シアラヴォラのお気に入りプロなんでしょうね。 ‥でもちょっと役幅が狭いような気も。ベテランのエトワールだとこんなものでいいのかしら。 ◆「Solo」 イーゴリ・コールプ(マリインスキー・バレエ) どんな振付だったかな?と検索してみたら、この日の舞台をupしてる人がいました。 存在感あって格好いいです。 マリインスキーのガラでもこういうのを踊ってくれると嬉しいけど、難しいかな。 ◆「Por ti」 ソニア・ロドリゲス、イリ・ブベニチェク(カナダ・ナショナル・バレエ) 黒のイリと赤のロドリゲス、これまた美しいコンテでした。 こちらも上の方が動画をupされていますので、興味のある方はどうぞ。 ◆「Moorhuhn」 ダニール・シムキン(ABT) シムキン・パパ振付のオリジナル作品。 羽根のついたレオタード姿のシムキンは、すごーく可愛かった(お年を考えたら失礼かしら)。 シムキンは無理して古典のPDD踊るより、オリジナル作品を自由に踊った方がいいんじゃないか。 でもカンパニーに属しているとそういう訳にもいかないし、難しいところです。 ◆「One Overture」 マリア・コチェトコワ(サンフランシスコ・バレエ) コチェトコワも2つ目はソロ。右半身・左半身でデザインの違う不思議な衣裳。 小柄で可憐な彼女の魅力がよく出ていたと思います。 ◆「海賊」よりグラン・パ・ド・ドゥ ポリーナ・セミオノワ、ドミトリー・セミオノフ(ベルリン国立バレエ) 兄妹で踊るパ・ド・ドゥとしては、正しいチョイス^^ (ロミジュリとかマノンとか絶対やめて欲しいわ~) ベルリンの海賊衣裳は真っ白のビキニタイプでちょっと変わっていました。 ポリーナは似合っていたけど、結構着る人選ぶような。 ドミトリーはサポートは上手いけど、跳躍系はやや硬い印象。 この後ポリーナが移籍してしまったので、この二人の組み合わせは 今後はあまり見られないかもしれないですね。 ◆「ザ・グラン・パ・ド・ドゥ」 アリシア・アマトリアン、ジェイソン・レイリー(シュツットガルト・バレエ) 最後はガラお馴染みのお楽しみ演目。 私の中では、ロパートキナ&コールプの印象が強かったですが、この2人もイイ線行ってました。 どちらかと言うと、アマトリアンが嵌っていたかも。 これはある程度有名で上手い人がやらないと、面白さが伝わって来ないんですよね。 レイリーは当たり前に上手かったです。 +++ 食事の待ち合わせまで時間があったので楽屋口に行ってみたら、 若くて綺麗な女の子がたくさん。 英国ロイヤルの時より、はるかに出待ちが多くてびっくりしました。 そしてその大部分はシムキン目当てだったような。 劇場の観やすさはイマイチですけど、チケットは取りやすいので、 またメンバーが良かったら来年も行ってみたいです。
by hanakako1026
| 2012-04-30 09:00
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