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先月プレイガイドのHPで、まあまあ良さそうな席を見つけてポチったコンサート。
会場は珍しく9割くらいの入り。 最初空いていた席も、1曲目の後に入ってきた人でかなり埋まる。 ‥ちょっと文句ですが、 曲の間で客を入れるなら係員が席番チェックして誘導するものだと思うんだけど、 このホールはそういうことはしない(出来ない?)のよね。 で、不慣れな客が通路をウロウロという状況に。 こちらの劇場、大ホールでも「普通、ここで客入れないでしょ?」ってタイミングで 開演後に平気で人を通すからいつも驚く。 同じように驚いた大阪在住の知人が 「どうして上演中に客を入れるのか?非常に目障りだ」とクレームしたら、 「はぁ、名古屋はそういうところなもんで」と笑って誤魔化されたそうだ(←実話ですよ)。 珍しくアンケートに書いたのに、置いてくるのを忘れた‥。 *本日のプログラム* モーツァルト: ピアノ・ソナタ第5番 ト長調 K.283 ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 K.282 ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310 ショパン: バラード第1番 ト短調 op.23 バラード第2番 ヘ長調 op.38 バラード第3番 変イ長調 op.47 バラード第4番 ヘ短調 op.52 ※ショパン 華麗なる大円舞曲 op.18 ※ポンセ 間奏曲 ※モーツァルト トルコ行進曲 このリサイタルは、もともと去年1月に予定されていたもの。 それが尖閣諸島のゴタゴタで、ドタキャン(名古屋は前日キャンセルだったらしい)となり、 今回はその時告知されていたのと同じプログラム。 政治的な事情が音楽やスポーツに影響を及ぼすって、それはダメでしょうと思うけど、 この方はやや政治に影響されやすい立場にいらっしゃるのかもしれない。 ラトルのお気に入りなのか、ベルリンとの共演も多いラン・ラン。 2009年ジルベスターのラフマ・ピアコンが好きで今でもたまにBDを見るけど、 あの頃よりはかなりスレンダーになられたような。 クラシックの人にしては、とにかく一挙一動が軽い、軽い。 「はいはい、皆さん、こんにちはー」って調子で手を上げながら登場。 演奏後は、「もっと来いよ!」と言わんばかりの、両手を上げるパフォーマンス。 これを4方向全てに丁寧に繰り返す。 お客さんは女性が7割くらいか。 どうかすると団扇振りそうな勢いで大拍手。 先月行ったリシエツキのリサイタルとは空気が全然違い、正直「なんじゃ、こりゃ」感も否めず。 でも厚みと迫力のある演奏は良かったですけどね。 私のような素人にもわかりやすい緩急をつけ、フォルティシモは大きく、ピアニシモは小さく。 あと、表現がネトネトに濃い。 すごくふざけた書き方をすれば、リシエツキがスピッツなら、ラン・ランは谷村新司か? どちらかと言えば私はスピッツの方が好きだけど、 ショパンのバラ1は、年の功もあってラン・ランの方が良かった。 バラ1はバレエのガラ公演で何度も聴いているわけだけど、この日のは全く別物の素晴らしさ。 まあ舞台のピアニストさんは、ダンサーが踊りやすいように、 いろいろ別の工夫をして弾いてるんでしょうね。 アンコールは最初から3曲予定だったのか、これまたサクサクと演奏。 華麗なる大円舞曲は、透明感溢れるリシエツキの方が私は好み。 どちらかといえば、ラン・ランはラフマとかの壮大系の方がいいんじゃないですかね。 個人的にツボだったのは、オーラスのトルコ行進曲。 小学生が発表会で弾くレベルの曲が、好みは分かれるところだが派手派手だった。 「ピアノはこうやって弾くと華やかになるんだよ、ほらかっこいいでしょ」って感じ。 これはピアノやってる子に聴かせたら、表現のヒントにはなるかもしれない。 (無駄にオーバーアクションになる可能性もあるけど‥) クラシックは高尚なだけじゃなく、楽しいものなんですよって方向性なのかしらね。 トルコ行進曲のあと、演奏合間に汗を拭いていたタオルハンカチを 最前列のおばさまに進呈し、キャーという歓声を受けて退場。 若干、軽いノリではあったけど、力強く美しいピアノは耳福であった。 しかし、客もまた軽いノリの方が多く演奏中のマナーが悪すぎ。 飴をカサカサ出す音、マジックテープを剥がす音、パンフレットを落とす音、 ついには携帯音まで(怒)。 ホール側ももう少し注意喚起して欲しいですけどねぇ (-_-;
by hanakako1026
| 2014-04-27 00:30
| クラシック
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