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よそへ出かけていて観られなかったコジョカル・ガラのAプロ。
けれど、都さん&マックレーの「ラプソディ」が諦められず福岡のミックスプロへ。 +++ ◆「眠れる森の美女」よりローズ・アダージオ 振付:マリウス・プティパ アリーナ・コジョカル ヨハン・コボー、スティーブン・マックレー、ワディム・ムンタギロフ、堀内尚平 前回のガラは、ポルーニンもいたのよね‥。 そして、前回は白シャツだったのが今回は黒シャツ。 一輪の赤いバラは変わらず。 やっぱりコジョカルのローズ・アダージョには、圧倒的な存在感がある。 全幕で観ていないのがとにかく残念。 ◆エスメラルダ 振付:マリウス・プティパ 日高世菜、ダヴィッド・チェンツェミエック ルーマニア国立バレエの日高さんは、安定した脚力の上手いダンサーだった。 音感も良く、ピシッとポーズが決まる。 エスメ独特の半身ひねったポーズの美しいこと。 もともとのプロポーションの良さもあるが、ここまでポジションの決まる 日本人ダンサーは珍しいのではないだろうか。 長い手足が目立つタンバリンのヴァリはとてもスタイリッシュだった。 ◆「ノー・マンズ・ランド」よりパ・ド・ドゥ 振付:リアム・スカーレット アリーナ・コジョカル、ヨハン・コボー リアム・スカーレットの薄幸プロが嵌るコジョカル。 古典の技術も素晴らしいが、こういう情感系のコンテの方がご本人は好きそう。 コボーとのパートナーリングは相変わらず素晴らしい。 ◆「ドン・キホーテ」 振付:マリウス・プティパ ユルギータ・ドロニナ、イサック・エルナンデス 日高さん同様、初見のオランダ国立のお二人。 マシューもそうだったが、オランダ国立は古典がきっちり踊れるダンサーが多い。 ドロニナのキトリ衣装は、前回コジョカルが着ていた黒ベースのに似ていた。 派手ではないが、程よくアピールできるバランスの技術が秀逸。 また扇の扱いがとても上手い。 フェッテも安定していたが、動く癖があるのかフィニッシュは かなり下手寄りになっていた。 ちょっとした手の所作や表情の作り方がザハロワに似ていて、 ザハロワのキトリはもう観られないのかなーと、ふと思ったり‥。 まだ24才のイサックはサポートも慎重でちょっと硬め。 そして跳ぶより回るのが得意なのか、バジルのヴァリは回転系重視で面白かった。 ◆「ラプソディー」 振付:フレデリック・アシュトン 吉田都、スティーヴン・マックレー 前に踊ったバレエの饗宴は行かなかったので、舞台で見るのは初めて。 もう素晴らしいのひとこと。 いつのまにか涙がじわーっと出てきたが、隣りの人も泣いていた。 器用なマックレーはどんなダンサーとでも合わせることが出来るけれど、 都さんと踊る時は“妖精度”みたいなのが高くなっていると思う。 きっと表現の方向性がとても近い二人なのだろう。 年の差を考えれば仕方ないのだけど、もっと長い間ロイヤルで共演できていればと 思ってしまう。 ◆「眠れる森の美女」よりグラン・パ・ド・ドゥ 振付:マリウス・プティパ ローレン・カスバートソン、ワディム・ムンタギロフ 前回の「ディアナとアクテオン」では、連日フェッテで踵が落ちてしまい、 本調子ではなかったカスバートソン。 去年のアリスも怪我降板で舞台を見るのは久しぶりだったが、 失敗しないよう丁寧に踊っている様子が見てとれた。 絶好調とまではいかずとも、見た目ノーミスで、難しいフィッシュダイブでも 綺麗に脚が伸びていた。 ムンタギロフのサポートが上手いのもあるけれど、よく頑張っていたと思う。 比べるのもなんだが、金曜のエトワールガラの2人よりずっと情感のあるGPDDだった。 カスバートソン比では良かったと思うけど、ムンタギロフはちょっと淡白だったかな。 やはり相性ばっちりだったクレメントヴァとの出来には、なかなか及ばないということか。 ◆「Hetのための2つの小品」 振付:ハンス・ファン・マーネン ユルギータ・ドロニナ、イサック・エルナンデス シースルー衣装のコンテ。 ドロニナは古典だけでなくコンテも上手い。 他の演目に比べると、少々中だるみ感があった印象。 まあこの日のプロは相当豪華だったから、致し方ない。 ◆「アイ・ガット・リズム」 振付:スティーブン・マックレー スティーブン・マックレー 2年前のロイヤルエレガンスで初演だったマックレーのタップ・ナンバー。 これは東京ではレギュラープログラムではなく、日替わりスペシャルだったので、 曜日が合わず観られなかった妹は、とても残念がっていた。 それを思うと、福岡のプロは超豪華版。 当然のことながら初演の前回よりも熟成されており、貫録があったような。 タップが聞こえなくなるから途中拍手はNGかなと思ったけど、ついつい拍手。 ガラにぴったりの楽しいプロ。 8月のロイヤルエレガンスでも観られるのかしら。 ◆「真夏の夜の夢」より結婚式のパ・ド・ドゥ 振付:ジョン・ノンマイヤー アリーナ・コジョカル、ダヴィッド・チェンツェミエック コジョカルはハイウエストのクラシカルなドレスがとてもよく似合う。 ノイマイヤーの真夏は、昨夏ヴィシ・ガラのブシェ&ボアディンで観たが、 コジョカルはともかくチェンツェミエックがちょっと踊りこなせてない印象で うっとり‥とまでは仕上がってなかったのが残念。 これもマックレーだったらちょっと違ったんじゃないかと思う。 ノイマイヤーはやっぱり難しいのね。 ◆「海賊」ディヴェルティスマン 振付:マリウス・プティパ アリーナ・コジョカル、ローレン・カスバートソン、 ヤーナ・サレンコ、日高世菜、ヨハン・コボー、スティーヴン・マックレー、 ワディム・ムンタギロフ、ダヴィッド・チェンツェミエック、イサック・エルナンデス ラストはとにかく豪華な「海賊」 序盤のマックレー&サレンコも良かったけど、 圧巻はコジョカル&ムンタギロフ&エルナンデスのパ・ド・トロワ。 エルナンデスは、この奴隷アリが一番良かった。 ムンタギロフはカマーベルトが似合う男だったし、エルナンデスは奴隷度充分。 今まで観たトロワの中でも、この組合せはかなり上位。 ここでもイサックくんは、フィギュアのフィニッシュスピンのごとく、回りまくっていた(笑)。 コジョカルのソロは、ガムザッティのヴァリ。 これ妹情報でとても楽しみ(コジョカラがバヤでガムザッティということはまず無いので) にしていたが、期待通りの素晴らしいヴァリだった。 私のガムザッティコレクション上位は、マーシャ&ヌニェスだったが、 コジョカルもここに是非加えさせていただきたい。 下手奥から上手へマーシャ&ヌニェスがジャンプ(ステップ)ジャンプのところを、 小さめだけどジャンプ3回で来たコジョカル。 なんかたくさん跳んだぞと思って後で動画で確認したら、普通はやっぱり2回だった。 その後の、背中越しのドヤ~なポーズも完璧。 あぁ、これもう一度どこかで観たい。 他のガラでも踊っているのかな。 最後の女性3人(コジョカル&サレンコ&ドロニナ)のフェッテ競演も素晴らしかった。 これぞガラという盛り上がり。 コジョカル&コボーはこのへんの見せ方がよくわかってるのよね。 思い立って無理矢理来た甲斐のあった、上質で濃厚、贅沢なガラでした。 濃厚だったのは、東京のA&B&日替わりスペシャルのいいとこ取りだったから当然で、 東京のA・Bはちょっと薄めだったという感想も聞いた。 それでも、前回ムンタギロフ&クレメントヴァを呼んできたコジョカルの眼力はさすがで、 ムンタギロフは今季新国のゲストですもんね。 今回のドロニナ&エルナンデスも良いダンサーだったし、また次回に期待♪
by hanakako1026
| 2014-08-01 01:00
| バレエ
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