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ザハロワ降板の前回から4年ぶりの新国バヤ。
今回はゲストのワディム君日が火曜夜と木曜昼のみというやや変則スケジュール。 夜公演だと終電ひかりに間に合わないので優雅な平日昼間公演へ。 ‥平日昼間の新国って、もしかして初めてかな? この日は2~4階まで、神奈川県の私立女子中の鑑賞教室が入っていた。 進学校ということもあってか皆さま制服もきちんと着ていらして大変お行儀がよ ろしい。 序盤は拍手が少なく、もしかして拍手禁止(‥なわけない)でも言い渡されてる のか?と思ったけど、徐々に盛り上がっていた様子。 学生でこれだけ埋めてしまったのでこの日のチケットは完売。 でもこの日のチケ取りが特に大変という噂も聞かなかったし、やっぱり平日の集 客は大変なのね。 *本日のキャスト* ニキヤ:小野絢子 ソロル:ウラディスラフ・ワディム・ムンタギロフ ガムザッティ:米沢唯 ハイ・ブラーミン(大僧正):マイレン・トレウバエフ ラジャー(王候):貝川鐡夫 マグダヴェヤ:福田圭吾 アイヤ:今村美由起 黄金の神像:八幡顕光 つぼの踊り:寺田亜沙子 第1ヴァリエーション:寺田亜沙子 第2ヴァリエーション:堀口純 第3ヴァリエーション:細田千晶 指揮:アレクセイ・バクラン 管弦楽:東京交響楽団 +++ 直近のバヤがボリショイ×3回なので、さすがに見劣りしてしまうのでは‥と 余計な心配をしていた私。 新国の舞台は少し小さく感じたし、マグダヴェヤもあまり色黒でなくお上品、 当然のことながらオケも爆音ではなく、最初の数分は物足りなかった気分が、 ボリショイと違って“寝間着ではない”お洒落衣装のワディム君登場ですっかり解消。 新国のセット&衣装はワイルドさは少々欠けるもののセンスいいな~と眺めてる うちに、4年前に観た記憶が見事に消えていることに気付く ( ゜Д゜)・・・・ 4年の間にマリやボリショイが上書きされているとは言え、東バの記憶はあるの よねぇ。 やっぱりザハロワ目当てだったのがボツになって、ぼんやり眺めていたのだだろ うか。 まあ初見気分で感動できたからいいけど ^^ ワディム君のソロルは全体的にやや抑え目だった印象。 ENB、ロイヤルでは踊ったことがないのかも? (検索したら、2013年のマリインスキー・フェスティバルでスコリクと踊ってい て初役ではない) ニキヤ&ガムザの二股演技もちょっと甘かった感じ。 小野ニキヤが毒ヘビに噛まれる→大僧正が解毒剤に誘う→ソロルをじっと見る の流れで、「俺、関係ないから」とばかりに顔をそむけたにもかかわらず、 ニキヤが倒れるとすぐ抱き起しに行ったので、 「ついさっき関係無いって顔してたのに、それは無いでしょー」と思ってしまった。 まあここはとっても難しくて、自分が今まで観た中で整合性(笑)があると思ったのは コボーとイワンチェンコというレベルだから若いダンサーでは仕方ない。 ワディム君の演技は、ちょっとジゼルに近かったのかなと思う。 神殿崩壊後のラストで、ニキヤを上段まで追いかけヴェールの端をようやく掴むが ニキヤは消えてしまいパッタリ倒れるところも、ジゼルのラストに似ていた。 ‥が、あのラストは好きなのでこれは良かった ^^ 何と言っても若くて美しいソロルだったし、軸が真っ直ぐのツイストもとても綺 麗だった。 ワディム君は今季限りのゲストだけど、また近いうちにバヤで呼んで欲しいと思う。 小野さんのニキヤは、踊りも表現もとても丁寧で素晴らしかった。 音取りと振付をきっちりこなして、日本人が極めるならこういうニキヤかと思う。 テンポ早くて置いてかれそうな花籠の踊りが最後まで崩れなかったのに感心。 演技もなかなか良く、ガムザにナイフを向けるシーンは迫真だった。 一足先に観た妹からヴェールのピルエット振付がちょっと違うと言われていたが、 確かに最初何回か回ったあと、つま先で細かく2回転分回って移動して終わり という振付だった。 ヴェールの回るところは高難易度で、踵が落ちたりフラつくことがほとんどだから、 それを回避したのかな。 まああれが出来なきゃ絶対ニキヤ踊っちゃダメというわけでもないだろうし、 流れが切れない振付ならそれも有りかという気はする。 回転系得意の米沢さんはどう踊るのか、確認したかった。 対する米沢さんのガムザッティ、こちらもお金持ち意地悪オーラ満載でいい演技だった。 ジゼルの米沢さんはとっても素朴系だったから、キャラ的にガムザはどうだろうと 思っていたのが、見事に裏切られた ^^ もう少女漫画的なわかりやすい意地悪お嬢で、米沢さんこういうのも出来るのね~。 バヤの一番のツボは、ニキヤとガムザが限りなく対等というところなので、 今回、プリンシパルの2人をキャスティングしてくれた新国には感謝。 やっぱり堂々としたガムザだと舞台が引き締まって面白い。 ガムザのヴァリも完璧な音取りで、宴最後のイタリアン・フェッテも 余裕の笑顔で回っていた。 太鼓の踊りと奴隷が無いのは残念だけど、コンパクトにまとまった牧版も悪くない。 あまり間をあけずにまた再演されますように。
by hanakako1026
| 2015-04-26 21:00
| バレエ
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