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パリの炎<全2幕> 音楽:ボリス・アサフィエフ 台本:アレクサンドル・ベリンスキー、アレクセイ・ラトマンスキー (ニコライ・ヴォルコフとウラジーミル・ドミトリエフの原台本に基づく) 振付:アレクセイ・ラトマンスキー 原振付:ワシリー・ワイノーネン 美術:イリヤ・ウトキン エフゲニー・モナホフ 音楽監督:パーヴェル・ソローキン 照明デザイン:ダミール・イスマギロフ 音楽構成:ユーリー・ブルラーカ 舞踊監督:マハール・ワジーエフ 指揮:パーヴェル・ソローキン 管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団 日本公演プロダクションサポーター:井上豊、高橋俊彦 <出演> ジャンヌ(ガスパールとリュシルの娘):エカテリーナ・クリサノワ ジェローム(ジャンヌの兄):デニス・サーヴィン フィリップ(マルセイユ生まれの青年):ウラディスラフ・ラントラートフ アデリーヌ(侯爵の娘):アナ・トゥラザシヴィリ コスタ・ド・ボールガール侯爵:イーゴリ・ツヴィルコ ミレイユ・ド・ポワチエ(女優):マルガリータ・シュライネル アントワーヌ・ミストラル(俳優):ダヴィッド・モッタ・ソアレス ジャルカッス(侯爵に仕える老女):イリーナ・ズィヴロワ ジルベール(マルセイユ義勇軍の隊長):ヴィタリー・ビクティミロフ フランス国王ルイ16世:ゲオルギー・グーゼフ フランス王妃マリー・アントワネット:マリーヤ・ジャルコワ ガスパール(農民):ユーリー・オストロフスキー リュシル(ガスパールの妻):アンナ・アントローポワ バレエ《リナルドとアルミーダ》 愛の神アモール:オルガ・カリーニナ 花嫁の幻影:ネッリ・コバヒーゼ アルミーダの友人:アリョーナ・コワリョーワ、オルガ・マルチェンコワ マルファ・フョードロワ、ヴィクトリア・ヤクシェワ 女神たち:エルヴィナ・イブライモワ、ブルーナ・カンタニェデ・ガッリャノーニ、クセーニア・ジガンシナ ヤニーナ・パリエンコ、ダリーヤ・ボチコーワ、アナスタシア・グバノワ 狩人たち(侯爵の友人):バティール・アナドゥルディエフ、マクシム・スーロフ マクシム・オッペンハイム、セルゲイ・クズミン オーヴェルニュの踊り:アンナ・アントローポワ、ニーノ・アサチアーニ アレクサンドル・ヴォドペトフ、エフゲニー・ゴロヴィン マルセイユ人の踊り:マクシム・スーロフ、アレクセイ・マトラホフ、ゲオルギー・グーセフ 国民公会の議長:アレクサンドル・ファジェーチェフ 儀典長:アレクセイ・ロパレーヴィチ 画家ダヴィッド:ユーリー・オストロフスキー 従軍商人:エウゲーニャ・サヴァルスカヤ +++ 昨夏のクリサノワ&ツヴィルコ、マーシャ&ウラド 以来、 次はこれで観たいと思っていたクリサノワ&ウラドのパリ炎。 この日は当日売りも出ていたし空席もチラホラ。 夏休み中とは言え、全公演が完売するロンドンは凄いなぁと実感。 仕事が忙しく家が遠い首都圏のお勤め人には、平日公演のハードルは高い。 青い軍服がよく似合うウラド。 2日前に突然の代役を務めたにもかかわらず元気そうで安心する。 映像化されてるワッシーもびわ湖のツヴィルコもガッチリ体型なので、 本当はもう少しワイルドな雰囲気でもいいのかな。 でもウラド好きな私には眼福なひととき。 そして、ジャンヌの赤衣装がお似合いのクリサノワ。 びわ湖のジェーニャも可愛かったが、彼女はやや雰囲気がお上品なので、 クリサノワの方が村娘っぽく見える。 (観ていないが翌日のクレトワも村娘度には欠けるのでは‥) ジャンヌの兄・ジェロームは、ロンドン公演も全て踊っていたサーヴィンで、 役の嵌り具合が段違い。 びわ湖のスモリャニノフとは舞台での存在感が全く違う。 サーヴィンと同じくボールガール侯爵に嵌っていたチュージンが 白鳥での故障のために降板したため、この日はおそらく初役のツヴィルコ。 ずっと演じていたであろうチュージンには及ばないまでも、 きちんと踊りをこなしていたツヴィルコはさすが。 チュージンより少し背が低いのが惜しいが、厭らしさや傲慢さを醸し出す役作りは問題無かったと思う。 娘役のトゥラザシヴィリはこの日も情感溢れる演技で、ツヴィルコをしっかり支えていた。 びわ湖の1幕は少々有料ゲネプロっぽかったが、この日は最初から好調。 ラトマンスキーの複雑な振付は慣れたメンバーじゃないときついというのがわかる。 リフトの多いジャンヌの踊りも、ジェーニャはほんの一瞬構えてから跳んでいたのが、 クリサノワは流れるように移動していき、身体能力が凄い。 マイムも自然で、この役はクリサノワに合っていると思う。 1st.の主役4名に劣らぬ拍手を貰っていたのは、俳優&女優のお二人。 びわ湖の時も良かったが、この日は踊りが更に大きく見応えがあった。 20才の若さ弾けるモッタ君と、音感良くきっちり踊るシュライネルの組合せはなかなか良い。 何度も書いて申し訳無いが、ロンドンのオフチャレンコ&チホミロワは、 女性パートはともかくオフチャレンコが駄目駄目だったので、 今回ちゃんと踊れる2人で観られて本当に良かった。 しかし、息が一番合っているであろうチホミロワ相手であのサポートだったオフチャレンコは、 プリンシパル男性としてどうなのよ?とあらためて思ってしまう。 今回自分は舞台を観なかったけど、あまり良い感想は聞かないし‥。 そんなわけで、盤石の主役4名とフレッシュな俳優&女優で迫力と華のある舞台だった。 バスクダンスも抜群のリズム感で迫力があったし、 ジャンヌ&フィリップのPDDもウラドの大きなジャンプとクリサノワの見事なグランフェッテに大拍手。 特にクリサノワのフェッテは軽くダブル、トリプルを入れて音にもぴったり。 超絶技をこともなげにやってしまうところが凄い。 これは金曜の黒鳥にも期待してしまう。 映像化されているオシポワ&ワシリエフのPDDがあまりにも有名だけど、 私は全幕ならあそこまで超絶に走らなくてもいいのではと思う。 役者揃いのこの日は、悲劇な終盤はより一層悲しく、ボリショイならではの迫力があった。 急な代役なのにきちんと役割をこなしていたツヴィルコが特に素晴らしかった。 あと脇役もびわ湖とは少しずつ変わっていて、 ルイ16世役のグーゼフが、コソッとマルセイユ人の踊りに加わっているのが可笑しかった。 これ何か深い伏線があるのかと思わせるよねーと妹が指摘していたが、ただの人材繰りよね‥。 パリの炎は近々改編されるらしく、この版を日本で観るのはこれが最初で最後かも。 新版が来るのはいつのことやら‥な予感。 モスクワ国際コンクールの関係でザハロワと共に戻ったロヂキンが、 チュージンの代わりに呼び戻されたり、いつもより綱渡り度が増したツアーだけど、 あと3舞台ケガ人無く乗り切れますように。
by hanakako1026
| 2017-06-16 07:00
| バレエ
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