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ボリショイの仙台・大阪は置いといて、忘れないうちにABTオネーギンの感想。 ヴィシニョーワのABTフェアウェル公演&フェリのゲストに惹かれて、2泊4日の弾丸旅。 「オネーギン」 アレクサンドル・プーシキンの韻文小説に基づく 振付:ジョン・クランコ 音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー 編曲:クルト=ハインツ・シュトルツェ 装置・衣裳:サント・ロクアスト オネーギン:ロベルト・ボッレ レンスキー:ダニール・シムキン ラーリナ夫人:ケイト・ライドン タチヤーナ:アレッサンドロ・フェリ オリガ:サラ・レーン 彼女たちの乳母:ナンシー・ラファ グレーミン公爵:ジェームス・ホワイトサイド 指揮:デヴィッド・ラマルシュ 演奏:アメリカン・バレエ・シアター・オーケストラ +++ バレエ鑑賞歴の浅い私は初めて(で最後?)のフェリ。 抑えた演技と難易度高いリフトを軽々とこなすお姿にただただびっくり。 50代でこのポテンシャルってどういうこと~。 東バ・ジゼルで惹き込まれたボッレもさらに素晴らしく、今まで見たシュツットのオネーギンよりワタシ的には上。 ガラのPDDを含めてもこの舞台が一番だった。 特にラストの拒絶のポーズ2回の力強さが印象的で、ボッレが去った後の慟哭もまた激しく、悲しみが伝わってきた。 レンスキーのシムキンも予想以上に嵌っていて(最初はマノンの兄みたいな違和感を心配していた)、彼はこういう上品な役が合うのかも。 プログラムを見ると、セット&衣装は見慣れたユルゲン・ローゼのものではなかったが、基本的なテイストは一緒。 寝室のセットはシュツットのものより豪華だった。 終盤、オネーギンとタチアナが再会する舞踏会のドレスが真っ赤なのがちょっと違和感あったけど、ローゼの衣装は何色だったのか思い出せず‥。 フェリもヴィシも若くはないのであの色はあまり似合わないと思った。 この日はABTコールドも振りが揃っており、ホワイトサイドの公爵も適役でレベルの高い舞台だった。 正直、シュツット以外でこのレベルの舞台が観られるとは思っていなかった。 ABTオネーギンは主役が好みのダンサーなら観る価値有り。 それにしてもフェリはどんなトレーニングを積んでいるのだろう。 私の目には翌日の10才以上若いヴィシよりもリフトがスムーズだったし、情感にも溢れていた。 40才を過ぎたボッレのサポートも完璧。 鏡のPDDも手紙のPDDも、流れが途切れることなくあっという間に終わってしまった。 ハードスケジュールのボリショイ公演を観た直後ということもあり、 公演数を絞っているダンサーの方が息の長い活動が出来るのかしらと思ったり‥。 フェリはもともとが“男顔”だし年齢相応の皺もあるので、オペラグラスで凝視するのはちょっとだけど、遠目で観る分には初々しいタチアナだった。 オネーギンはハンブルクバレエのニジンスキーガラでも踊るそうで、こちらも見応えのある舞台になると思う。 こんな素晴らしい舞台だったのに、空席が結構多かった。 3階の私の席の後方はかなりガラガラ。。 平日夜だとABTをもってしても苦戦なのかしら。うーん、勿体ない。
by hanakako1026
| 2017-06-28 23:00
| バレエ
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