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「コッペリア」全3幕 振付:ロナルド・ハインド(マリウス・プティパに基づく) 演奏:セントラル愛知交響楽団 +++ イギリスで3番手のカンパニーのS席が19,000円??
最初は買うつもりはなかったけれど、コジョカルが名古屋で踊る機会はそうないし‥と思い直して買ったチケットが、オメデタ降板でロホにチェンジ。 まあ代役がロホってだけマシではあるが、これは痛い、痛すぎる。 結局、最初から最後まで「コジョカルで見たかった」という思いが消えずに、ワタシ的にはいまいちな公演だった。 この「名古屋国際音楽祭」は、協賛企業へのばら撒きチケットが多いこともあり、仕事帰りに慌てて来ましたというサラリーマンも多くて、1幕後の休憩で入って来た人も散見。 たまたま目にして驚いたのが、握りしめたチケットを何を思ったかモギリの人の目の前でビリッと半券千切ったおじさん‥。 係員が「あ、ちょっとお待ちください~」と叫んでいた。 この人、バレエはもちろんのこと野球やサッカーも観に行ったことはないのかと ^^; こんなお客さんが多かったので、良くも悪くも反応はストレート。 豪華(私にはちょっとゴテゴテに見えた)な衣装&セットで外見綺麗なダンサーが踊っていても、全体的にまとまり&メリハリが無い舞台に客席はクールだったと思う。 そんなわけで2幕までは特に盛り上がりは無し。 3幕のフランツのヴァリで張り切って跳び回るエルナンデスにようやくブラボー。 確かに身体能力は素晴らしく、2連続のザンレールを片脚で降りてそのままピルエットというのは凄かった。 ‥でも、私のイメージでは彼はフランツじゃないのよね~。 海賊で見たら印象違っていたかも。 久しぶりのロホは大きな失敗は無かったが終始動きが慎重で、得意の回転もスピードが無かった。 もしかしたらどこか怪我でもしていたのだろうか。 ロホを知っている上野のお客さんなら気を遣ってもう少し拍手があったかもしれない場面でも、ロホの経歴など知らない客がほとんどの昨日はほぼ拍手無しでなかなかシュールだった。 初見のこのハインド版は、有名なスワニルダのヴァリも地味目な振付で躍動感に欠けていたように思う。 私のコッペリア歴は、新国プティ版・BRB(都さん)・なぜかNYCBバランシン版のわずか3回だけど、残念ながら一番印象に残らない振付かな。 そんな中で印象に残ったのは、暁を踊った康さん。 この方は音感ばっちりで手の所作も美しくたくさん拍手を貰っていた。 (木村優里さん@新国レベルの細さに驚いたが、やはりあれくらい細くないとダメなのか。) カテコで一番拍手を貰っていたのがコッペリウスという謎舞台だったけれど、 地元・セントラル愛知交響楽団の演奏は素晴らしかった。 冒頭のホルンがちょっと頼りなかった以外は言うことなしの演奏だったと思う。 名古屋でバレエ全幕の伴奏(しかもコッペリア)など珍しいだろうに、この日のためにしっかり練習してきました感が伝わってくる気合いの入った演奏だった。 オケの方々はもちろん、サザーランドさんも優秀なのだろう。 というわけで、ダンサーはいまいちだったがオケの生演奏を聴きに行ったと思うことにする。 せっかくの来日公演を貶すのは気が引けるが、こんな微妙な感想になるのはチケット代の高さによるところが大きいのではないか。 ダンサーに罪は無いし、わざわざロンドンから名古屋まで来てくれたことにも感謝だけど、オケ帯同ボリショイが20,000円前後なのに19,000円は無いわ! NBSの殿様商売もいい加減にして欲しいと思う。 しかし、今やゲスト引っ張りだこのワディム君は数年前までここで踊っていたのよね。 今更ながら凄い出世をしたものだと感慨深いワタシなのだった。
by hanakako1026
| 2017-07-21 09:00
| バレエ
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