hana★hana_blog
2019-12-30T13:48:29+09:00
hanakako1026
バレエと食べものの覚え書き by はな
Excite Blog
今年のバレエ&クラシック ほか
http://hanakako.exblog.jp/28776182/
2019-12-30T23:00:00+09:00
2019-12-30T13:48:29+09:00
2019-12-30T13:42:59+09:00
hanakako1026
バレエ
1/12 新国立劇場バレエ ニュー・イヤー・バレエ 新国立劇場オペラパレス
1/13 新国立劇場バレエ ニュー・イヤー・バレエ 新国立劇場オペラパレス
2/24 パーヴォ・ヤルヴィ&N響 ストラヴィンスキー・プログラム 愛知県芸術劇場コンサートホール
3/9 新国立劇場バレエ ラ・バヤデール(マチソワ) 新国立劇場オペラパレス
3/10 新国立劇場バレエ ラ・バヤデール 新国立劇場オペラパレス
3/17 マニュエル・ルグリ Stars in Blue 愛知県芸術劇場コンサートホール
3/29 ハンブルクバレエ 椿姫 北京天橋劇場
3/30 ハンブルクバレエ 椿姫 北京天橋劇場
4/16 プロ野球 中日×DeNA ナゴヤドーム
4/17 プロ野球 中日×DeNA ナゴヤドーム
5/1 MLB エンゼルス×ブルージェイズ エンゼルスタジアム
5/3 MLB エンゼルス×ブルージェイズ エンゼルスタジアム
5/29 プロ野球 中日×DeNA ナゴヤドーム
5/30 プロ野球 中日×DeNA ナゴヤドーム
6/5 ザハーロワ&レーピン 瀕死の白鳥 ザ・シンフォニーホール
6/21 英国ロイヤルバレエ ドン・キホーテ 東京文化会館
6/22 新国立劇場バレエ アラジン(マチソワ) 新国立劇場オペラパレス
6/26 ハンブルクバレエ週間 オランダ国立バレエ ハンブルク州立歌劇場
6/27 ハンブルクバレエ ドン・キホーテ ハンブルク州立歌劇場
6/28 ハンブルクバレエ シェイクスピア・ソネット ハンブルク州立歌劇場
6/29 ハンブルクバレエ ブラームス/バランシン ハンブルク州立歌劇場
6/30 ハンブルクバレエ ニジンスキー・ガラ ハンブルク州立歌劇場
7/13 エイフマンバレエ アンナ・カレーニナ びわ湖ホール
7/14 京都バレエ ジゼル(パケット引退公演) ロームシアター京都
7/26 プロ野球 中日×DeNA ナゴヤドーム
7/27 ル・グランガラ フェスティバルホール
8/3 フェリ、ボッレ&フレンズ(マチソワ) 文京シビックホール
8/7 NHKバレエの饗宴 吉田都 Last Dance 新国立劇場オペラパレス
8/8 NHKバレエの饗宴 吉田都 Last Dance 新国立劇場オペラパレス
8/9 プロ野球 DeNA×中日 横浜スタジアム
8/10 プロ野球 DeNA×中日 横浜スタジアム
8/16 大和シティバレエ SUMMER CONCERT 2019 シリウス芸術文化ホール
8/17 プロ野球 DeNA×広島 横浜スタジアム
8/24 セイジ・オザワ松本フェスティバル エフゲニー・オネーギン 松本市民芸術館主ホール
9/6 パーヴォ・ヤルヴィ&N響 チャイコフスキー、ブルッフ他 豊田市コンサートホール
9/7 プロ野球 中日×DeNA ナゴヤドーム
9/8 プロ野球 中日×DeNA ナゴヤドーム
9/14 プロ野球 DeNA×ヤクルト 横浜スタジアム
9/23 新国立劇場バレエ こどものための白鳥の湖 岡谷カノラホール
9/24 プロ野球 中日×DeNA ナゴヤドーム
10/5 ラグビーワールドカップ 日本×サモア 豊田スタジアム
10/7 プロ野球CS DeNA×阪神 横浜スタジアム
10/19 ラグビーワールドカップ ニュージーランド×アイルランド 東京スタジアム
10/20 新国立劇場バレエ ロミオとジュリエット 新国立劇場オペラパレス
10/26 新国立劇場バレエ ロミオとジュリエット(マチソワ) 新国立劇場オペラパレス
10/27 ラグビーワールドカップ 南アフリカ×ウェールズ 横浜国際総合競技場
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今年は来日公演少なかったこともありバレエ少なめ。
ガラガラのナゴドとバレエついでの浜スタにたくさん行きました。
GWに行ったアナハイムでエンゼルス戦にも。
MLBは現地に着いてから StutHub のアプリを入れると、内野の端席が手数料入れて20ドル程度で買えます。
(ヤンキース戦等人気カードはもうちょい高い。)
今はスマホのe-ticketだからとても便利。
激弱のエンゼルスが奇跡的に2戦とも勝ったけど、5/3の勝投手はその後亡くなったスカッグスだったのが悲しい。 記憶に残ったバレエは、菅井さんのヌレエフ版ドン・キと、木村優里ちゃんのロミ・ジュリかな。
優里ちゃんは岡谷カノラホールでサインをいただきましたが、可憐さはもちろんのこととても聡明な方でした。
菅井さんのドン・キはハンブルクバレエの来日公演で観るのは難しいので、
どこかゲストで呼んでくれないかしら‥と思います。
是非日本で観られる機会を作って欲しいです。
お正月はアナハイム・ディズニーに突如嵌った長男とアナハイム再訪、新国ニューイヤーが初バレエの予定です。
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スヴェトラーナ・ザハーロワ&ワディム・レーピン 「瀕死の白鳥」 “パ・ド・ドゥ for Toes and Fingers”@ザ・シンフォニーホール
http://hanakako.exblog.jp/28367515/
2019-06-06T10:00:00+09:00
2019-06-06T10:03:59+09:00
2019-06-06T09:56:41+09:00
hanakako1026
バレエ
大阪から一駅環状線に乗り徒歩7分、、面倒だな~と思ったら、福島駅からは思ったより近かった。
下町情緒で安くて美味しそうな居酒屋さんがたくさん。
途中関西将棋会館もあり。
(藤井聡太君は瀬戸市からここまで対局に来ているのか。これは大変だ。)
中に入ってみるとやや年季の入ったホール。
入口から2フロア上がったところが1階座席。
椅子も古さが感じられたがまあ許容範囲。
客入りは2階端席などCP悪そうなところは埋まっておらず7割くらいか。
SS 16,200円 S 10,800円 A 6,480円 とオーチャードよりは安いけれど、
1階席の9割がSSという‥。
間際に得チケが出ればいいが、この値段で端席だと考えてしまうのもやむなし。
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ヴァイオリン:ワディム・レーピン
バレエ:スヴェトラーナ・ザハロワ
ミハイル・ロブーヒン、デニス・サーヴィン。ジャコポ・ティッシ、ドミトリー・ザクレビン
演奏:フェスティバル・アンサンブル(リーダー:南 紫音)
「ヴェネツィアの謝肉祭」による変奏曲
作曲:ニコロ・パガニーニ
『ライモンダ』より“グラン・アダージョ”
作曲:アレクサンドル・グラズノフ振付:マリウス・プティパ/牧阿佐美ザハーロワ&ロブーヒン
ザハロワ&ロブーヒン
序奏とロンド・カプリチオーソ
作曲:カミーユ・サン=サーンス
『ヘンデル・プロジェクト』 *録音音源使用
作曲:ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル振付:マウロ・ビゴンゼッティ
ザハーロワ&サーヴィン
2 つのヴァイオリンとオーケストラのためのディヴェルティメント
作曲:イーゴリ・プロロフ
ソロ:レーピン&南
『カラヴァッジオ』
作曲:クラウディオ・モンテヴェルディ/ブルーノ・モレッティ
振付:マウロ・ビゴンゼッティ
ザハーロワ&ティッシ
ツィゴイネルワイゼン
作曲:パプロ・サラサーテ
『瀕死の白鳥』
作曲:カミーユ・サン=サーンス振付:ミハイル・フォーキン
ザハーロワ
タイスの瞑想曲
作曲:ジュール・マスネ
『レ・リュタン』妖精の踊り より
作曲:アントニオ・パッツィーニ
振付:ヨハン・コボー
出演:ザハーロワ&ロブーヒン&ザクレビン
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休憩無しで1時間15分程度の公演。
これくらいの演目だと休憩無い方がスピード感・緊張感があってよい。
ライモンダが牧版なのにちょっと驚き。
と言っても、私は新国では一度しか見ていないからグリゴロ版との違いがわからない^^;
ライモンダ(正統派姫キャラ)、ヘンデルプロジェクト(軟体性コンテ)、カラヴァッジョ(美男美女しっとりコンテ)、瀕死(得意技)、レ・リュタン(コケティッシュ)と、ザハロワ様の魅力が余すことなく盛られたプログラムであった。
プログラムが変わり映え無しとの声も聞くが、それぞれ進化していて私は良かったと思う。
(お楽しみのレ・リュタン前のレーピン&ロブちゃんの小芝居もバージョンアップしていた)
にしても、オーチャード定価だとちょっと割高感は否めないが、
男性ダンサー・ロブーヒン以外は1演目しか踊らないという贅沢プロなので仕方ないのかな。
ワタシ的に今回一番の収穫(?)は、ティッシが見られたこと。
長身コワリョーワ専用機の認識しか無かったのだが、正統派美形イタリアン。
サポートも丁寧だしちょっとした仕草が初々しくにやけてしまう。
フィナーレのジャンプも美しかった。
来年のボリショイ公演で全幕観られるといいけど、古典全幕白鳥だけだし(JAふざけてる)。
トワレで見られればラッキーというところか。
少々お高いが、ザハロワ好きな方は見る価値ありの公演だと思う。
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2019インターハイ フィギュアスケート男女フリー@ガイシアリーナ(1/27)
http://hanakako.exblog.jp/27965015/
2019-01-27T23:00:00+09:00
2019-01-28T09:39:48+09:00
2019-01-28T01:56:31+09:00
hanakako1026
SPORTS
女子フリー、男子フリー開催のこの日は午前10:55スタート。女子が14:15まで、その後14:30~17:45が男子フリー、男女1~3位入賞者のエキシビションが18:50まで。表彰式・閉会式終了が19:50という長丁場。私は競技だけで帰ったけれどそれでも外は真っ暗。選手や関係者の皆さまは本当にお疲れ様です。
SP FS 合計得点1 坂本 花織 神戸野田 1 1 213.37 2 横井 ゆは菜 中京大中京 2 3 190.82 3 白岩 優奈 京都両洋 9 2 185.19 4 山下 真瑚 中京大中京 3 4 179.895 荒木 菜那 中京大中京 4 5 175.53 6 青木 祐奈 横浜清風 6 6 171.75 7 松原 星 武蔵野 7 7 170.00 8 渡辺 倫果 青森山田 8 8 166.08 9 竹内 すい 大同大大同 5 9 163.76 10 佐藤 伊吹 駒場学園 10 10 149.41
SPで9位と出遅れた白岩さん、この日は絶対降りるという気迫を感じる演技でFSのみの順位は2位。見事な逆転で表彰台に滑り込み。シニアプロとは別構成のジュニアプロを仕上げて臨んだ坂本さんはほぼノーミスで、終わった瞬間ガッツポーズ。体育会系な彼女は本当にかっこいい。全日本の時より更にブラッシュアップされて、奥の深いリショーさん振付がすっかり身に付いている。これは四大陸・ワールドも期待できそう。白岩さんもジュニアワールド頑張ってね。
SP FS 合計得点1 山隈 太一朗 芦屋国際 3 1 210.63 2 壷井 達也 中京大中京 1 4 207.88 3 須本 光希 浪速 2 3 207.31 4 木科 雄登 金光学園 6 2 189.91 5 本田 ルーカス剛史 綾羽 4 5 186.44 6 長谷川 一輝 札幌藻岩 5 8 162.44 7 三宅 星南 岡山理大附属 11 6 159.84
一方の男子はちょっと停滞気味のような‥。昨年優勝の三宅くんは、技術面の問題だけでなく弱気になっているのか、演技に全く精彩が無かった。昨季ジュニアGPFで見た須本くんは、FSを昨季のレ・ミゼに戻して頑張っていたが、前半走り過ぎたのか後半は完全にガス欠。身体がまだ細いし仕方ないのかな。踊れるスケーターなのでこれからに期待。全日本でも目立っていた山隈くんの「ラ・ラ・ランド」はなかなかの好プロ。男子でもこんな風に振付ければハマるのね。本人のキャラにもぴったりで私は大好き。明大進学だそうで、彰生くん路線で頑張って下さい。
構成が違うから比べるのはナンセンスとは言え、坂本さん得点を超えた男子がいないのはちょっと‥^^;上位選手ではないのだけど、駒大苫小牧の坪井聖弥くんの美しいスケーティングが記憶に残った。
近いから‥と気楽に出かけたインターハイは中身が濃く面白かった。やっぱり私はショーではなく競技が好きなんだな。(結果詳細はこちら)にしても、今日のガイシアリーナの寒かったこと!一昨年のGPファイナルがあまり寒くなかったからと甘く見て行ったのが失敗だった。おまけでプログラム掲載の、しょーま先生のサイン。 ]]>
今年のバレエ&クラシック ほか
http://hanakako.exblog.jp/27765046/
2018-12-29T01:00:00+09:00
2018-12-29T10:55:59+09:00
2018-12-29T03:04:06+09:00
hanakako1026
バレエ
とりあえず鑑賞リストだけは今後のためにメモメモ。
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1/2 パリ・オペラ座・バレエ ドン・キホーテ オペラ・バスティーユ
1/4 マシュー・ボーン シンデレラ サドラーズ・ウェルズ劇場
1/5 英国ロイヤルバレエ くるみ割り人形 ロイヤルオペラハウス
2/10 ハンブルク・バレエ ニジンスキー 東京文化会館
2/17 ハンブルク・バレエ ジョン・ノイマイヤーの世界 ロームシアター京都
4/7 NHKバレエの饗宴 NHKホール
4/7 ベルリン・コミッシェ・オーパー オペラ 魔笛 オーチャードホール
4/8 東京春祭ワーグナーシリーズ 演奏会形式ローエングリン 東京文化会館
5/11 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ 眠れる森の美女 兵庫県立芸術文化センター
5/15 英国バーミンガム・ロイヤル・バレエ 眠れる森の美女 名古屋市民会館
5/25 ミラノ・スカラ座・バレエ Balletto Serata Nureyev ミラノスカラ座
5/26 ミラノ・スカラ座・バレエ Balletto Serata Nureyev ミラノスカラ座
6/16 新国立劇場バレエ 眠れる森の美女 新国立劇場オペラパレス
6/17 新国立劇場バレエ 眠れる森の美女 新国立劇場オペラパレス
7/5 ハンブルク・バレエ 幻想~白鳥の湖のように ハンブルク州立歌劇場(ルフト遅延で見られず)
7/6 ハンブルク・バレエ ベートーベン・プロジェクト ハンブルク州立歌劇場
7/7 ハンブルク・バレエ ショパン・ダンス ハンブルク州立歌劇場
7/8 ハンブルク・バレエ ニジンスキー・ガラ ハンブルク州立歌劇場
7/20 Dance at the Gathering 2018 NHK大阪ホール
8/10 大和シティバレエ SBAジュニアカンパニー SUMMER CONCERT 2018 やまと芸術文化ホール
8/11 第15回世界バレエフェスティバル<Bプロ> 東京文化会館
8/18 世界バレエフェスティバル全幕特別プロ ドン・キホーテ フェスティバルホール
8/31 ロイヤルエレガンスの夕べ めぐろバーシモンホール
9/1 東京バレエ団 プティパ・ガラ 神奈川県民ホール
9/23 兵士の物語2018 まつもと市民芸術館実験劇場
11/2 新国立劇場バレエ 不思議の国のアリス 新国立劇場オペラバレス
11/3 新国立劇場バレエ 不思議の国のアリス 新国立劇場オペラバレス
11/4 シュツットガルト・バレエ オネーギン 東京文化会館
11/8 英国ロイヤル・バレエ ラ・バヤデール ロイヤルオペラハウス
11/9 英国ロイヤル・バレエ ラ・バヤデール ロイヤルオペラハウス
11/10 英国ロイヤル・バレエ ラ・バヤデール ロイヤルオペラハウス
12/1 マリンスキー・バレエ ドン・キホーテ 兵庫県立芸術文化センター
12/2 キエフ・バレエ 白鳥の湖 名古屋市民会館
12/5 マリインスキー・バレエ ドン・キホーテ 東京文化会館
12/6 マリインスキー・バレエ 白鳥の湖 東京文化会館
12/13 パーヴォ・ヤルヴィ&カンマー・フィル&ヒラリー・ハーン 愛知県芸術劇場コンサートホール
12/21 全日本フィギュアスケート選手権 大阪ラクタブドーム
12/24 全日本フィギュアスケート選手権 大阪ラクタブドーム
*************************
今年は分不相応に、ロンドン×2、パリ、ミラノ、ハンブルクでバレエを観たので、国内公演を節約。
バレエフェスもBプロ1回しか行かなかった。
予算面が大きかったとは言え、正直今回は是非観たい!と思うダンサーが少なく、個人的には次回に期待。
前月に観たニジンスキー・ガラが素晴らしく、お腹いっぱいだったせいもあるかも。
11月のROHバヤデールは、ヌニェス&ムンタギロフ、ラム&平野さん、茜ちゃん&マックレーの三本立て。
これは本当に見応えがあった。
来年のROH来日公演は実質1.5演目という感じで少々期待外れ。
プリンシパルが揃ってるこの時期になんでバヤを持ってきてくれないんだろう。
国内で印象に残ったのは、BRBの水谷さん、大阪のウラド&マーシャ、マリの永久さん、シャキロワ&スチョーピン。
来夏のニジンスキー・ガラもめでたく行けることになったが、二年連続でルフトの名古屋FRA便が遅延したので、
次回は羽田から深夜便で行こうと思う。
来年もたくさんバレエが観られますように。
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バーミンガム・ロイヤルバレエ「眠れる森の美女」@名古屋市民会館(5/15)
http://hanakako.exblog.jp/27282643/
2018-05-19T07:00:00+09:00
2018-05-19T08:41:19+09:00
2018-05-19T08:38:30+09:00
hanakako1026
バレエ
急遽、びわ湖で主役を踊られた佐久間さん&厚地さんの舞台は、この日も素晴らしかった。
もともと厚地さん目当てで買ったチケットだったが、佐久間さんの完璧なオーロラに驚愕。
失礼ながらこの日が初めて観る全幕で佐久間さんには特別な思いは無かった私なのに、あまりの神々しさに涙が出た。
私が今まで観た中で一番のオーロラだったかもしれない。
佐久間さんは今季でBRBを引退ということでこれが最後の舞台という感動加点があったのは否めないが、
それを差し引いても充分素晴らしい出来だったと思う。
静かで確かなポワントワーク、優雅な手の動き、これぞベテランの味という踊りだった。
そもそもオーロラはダンサーにとって負担の大きな演目なのに、これが踊れるのにカンパニー引退というのはおかしいでしょ(笑)。
これだけ踊れる人がやめちゃうなんて、、。
まあ可愛い盛りのお子さんもいらっしゃるし、思うところがあるのかしら。
でもゲストやガラでこの先も厚地さんと踊って欲しいと思う。
厚地さんは新国時代より更にノーブルさに磨きがかかり、リアル王子だった^^
佐久間さんとの息はもちろんぴったりで、完璧なサポート。
特にGPDDの三連リフト、フィッシュダイブはお手本のような出来。
お互いの信頼感が深いからか動きに一瞬の迷いも無く流れるようだった。
跳躍もモラレスより高く、私のお気に入りワディムくんと勝負できる(笑)美しさだった。
これでファースト・ソリストって、、、プリンシパルでも全然おかしくないのに。
名古屋のお客さんは名古屋国際音楽祭のセット券や多少のばら撒きも有りと思われる客層で、東京に比べたらバレエに詳しいお客さんは少なめ。
それでも3幕はお二人の完璧な演技に釘付けになり、拍手も凄かった。
また地元のセントラル愛知の演奏もバレエに寄り添った良い演奏だったと思う。
本当に素晴らしい舞台だった。
他に印象に残ったのは、青い鳥のお2人。
兵庫の2人は少々動きが重く、特に男性は終盤跳躍がヘロヘロになっていていまひとつだったが、この日のモナハン&ヤオキアンは良かった。
ヤオキアンは美しさの精も踊る器用なダンサー。
キャスト表を見ると兵庫の配役からかなりシャッフルされていて、全体的に名古屋の方が上手いダンサーが多かったと思う。
でもカラボスは兵庫のスタンチウリスクの方が私は好みかな。
この方はなかなかの美人さんでこの日は王妃役をやっていたが、カラボスの高笑いが印象的。
BRBの眠りはリラの精がポワントで踊らないのと3幕のキャラダンが薄味なのがちょっと残念。
ツアーだからか、脇役は日替わり状態で1人のダンサーが何役も踊っているのは凄い。
佐久間さん・厚地さん、19日も頑張って下さい。
+++
「眠れる森の美女」
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ、ピーター・ライト
演出:ピーター・ライト
衣裳・装置:フィリップ・ブラウズ
照明:ピーター・テイゲン(オリジナル照明:マーク・ジョナサン)
指揮:ニコレット・フレイヨン
演奏:セントラル愛知交響楽団
オーロラ姫:佐久間奈緒
フロリムンド王子:厚地康雄
フロレスタン二十四世:ウォルフガング・シュトルヴァイツアー
王妃:ダリア・スタンチウリスク
カタラビュット:ジョナサン・ペイン
カラボス:ジェイド・ヒューセン
リラの精:ジェンナ・ロバーツ
<プロローグ>
美しさの精:シャン・ヤオキアン
お付きの騎士:エディバルド・スーザ・ダ・シルバ
誇らしさの精:アランチャ・バセルガ
お付きの騎士:ファン・ハオリャン
謙虚さの精:イヴェット・ナイト
お付きの騎士:ヴァレンティン・オロヴィヤニコフ
激しさの精:ローラ・パーキス
お付きの騎士:アイトール・ガランデ
喜びの精:チャン・イージン
お付きの騎士:ブランドン・ローレンス
カラボスのお付きの騎士:ビリー・ブルック、セバスチャン・ロウ、、ブローガン・マッケルヴィ、ガス・ペイン、ヘイミッシュ・スコット、ジェームズ・バートン、アイトール・ガランデ
リラの精のお付き:ルース・ブリル、ローラ・デイ、淵上礼奈、ラケレ・ピッツィッロ、リンジー・サザーランド、
<第1幕>
4人の王子:マチアス・ディングマン、ローリー・マッカイ、ファーガス・キャンベル、ヴァレンティン・オロヴィヤニコフ
オーロラ姫の友人:ローラ・デイ、淵上礼奈、水谷実喜、ローラ・パーキス、シャン・ヤオキアン、リンジー・サザーランド
ガーランド:ルース・ブリル、カーラ・ドアバー、イヴェット・ナイト、アナ・モンリオン、ブルック・レイ、アリス・シー、ティム・ダットサン、マイルス・ギリヴァー、ブランドン・ローレンス、マックス・マズレン、エディバルド・スーザ・ダ・シルバ、ハリー・ライト
<第2幕>
伯爵夫人:チャン・イージン
王子の側近:ジェイムズ・バートン
<第3幕>
パ・ド・カトル:アランチャ・バセルガ、モレヤ・レボヴィッツ、ジェイムズ・バートン、マックス・マズレン
長靴をはいた猫と白い猫:キット・ホルダー、イヴェット・ナイト
青い鳥とフロリナ王女:ラクラン・モナハン、シャン・ヤオキアン
赤ずきんと狼:ルース・ブリル、ヴァレンティン・オロヴィヤニコフ
グラン・パ・ド・ドゥ:佐々木奈緒、厚地康雄
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バーミンガム・ロイヤルバレエ「眠れる森の美女」@兵庫芸文ホール(5/11)
http://hanakako.exblog.jp/27273288/
2018-05-14T01:00:00+09:00
2018-05-14T08:35:59+09:00
2018-05-14T01:42:43+09:00
hanakako1026
バレエ
ローザンヌ以来のお気に入り、水谷実喜さんがオーロラを踊るという兵庫公演へ。
2月に初役の水谷さんは優雅で気品溢れるオーロラだった。
BRBのピーター・ライト版眠りは、私はたぶん初めて。
幕が上がると、重厚なセットと上品な色合いの衣装が目を惹く。
最近観る機会が多いイーグリング版新国も悪くはないのだが、私はこちらの方が好みかな。
‥新国の衣装もお金がかかっているとは思うのだけど少々重そうなのが気になる。
水谷さんは身長160㎝弱?
バレエダンサーとしては小柄だが、頭のカタチが良く比較的手足が長いので、それほど気にならなかった。
舞台に立つと、BRBの豪華なオーロラ衣装に負けない華やかさがある。
序盤はさすがに緊張していたようだけど、オーロラの初々しさと思えばそれもまた良かったり。
4人の王子に元新国の厚地康雄さん。
超久しぶりの厚地さんは小芝居に余念がなく観察のし甲斐があったが、おかげでコールドをあまり観られなかった。
BRBの求婚王子は4人がバラバラに登場する段取りで、厚地さんはトップバッターだったのだが、
残りの王子が出て来る度に目で牽制をし、突っ込みを入れていた。
‥このシーンて、こんな小芝居あったっけ??
でも、水谷さんのローズ・アダージョの場面では真顔に戻り、超真剣に手渡しをしていた。
4人の王子で一番身長が高かったのは厚地さん、、って、BRBの男性はあまり長身の人がいないのね。
水谷さんはフロリムンド王子のモラレスとはいいバランスだったけど、さすがに厚地さんとだと身長差が気になった。
3幕のGPDDはロクロ回しで少しもたついた以外は完璧で、
一歩間違えると盆踊りになってしまうオーロラのヴァリも繊細でとても優雅だった。
導入部PDDの緊張する三連リフトも、ラストのフィッシュダイブも完璧。
水谷さんは音感も良く、音ハメもばっちり。
(彼女が2009年に出たローザンヌの感想でも同じことを書いていたワタシ‥^^ この年は八菜さんも出場されていて、レベル高い年だったのね。)
火曜日の名古屋でも観られるといいなぁ。
名古屋公演は厚地さんが王子と発表されていたので買ったのだが、日曜のびわ湖もオーロラ役マシューズが怪我降板で急遽“佐久間&厚地”となったそうな。
名古屋公演は愛芸改修中のため、ぼろい市民会館‥。
急な代役とは言え、びわ湖で観たかったわ。
思わぬ展開で中一日となってしまったのもちょっと心配だけど、コジョカルも中一日だから大丈夫か。
マシューズ予定だった上野の19日(土)も佐久間&厚地にチェンジなのかしら。
東京は新国からの厚地さんファンも多いし佐久間さんの引退公演でもあるので、このキャスティングでも楽しそう。
+++
「眠れる森の美女」
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワーノフ、ピーター・ライト
演出:ピーター・ライト
衣裳・装置:フィリップ・ブラウズ
照明:ピーター・テイゲン(オリジナル照明:マーク・ジョナサン)
指揮:ニコレット・フレイヨン
演奏:セントラル愛知交響楽団
オーロラ姫:水谷実喜
フロリムンド王子:セザール・モラレス
フロレスタン二十四世:ウォルフガング・シュトルヴァイツアー
王妃:チャン・イージン
カタラビュット:マイケル・オヘア
カラボス:ダリア・スタンチウリスク
リラの精:イヴェット・ナイト
<プロローグ>
美しさの精:ジェンナ・ロバーツ
お付きの騎士:マックス・マズレン
誇らしさの精:淵上礼奈
お付きの騎士:キット・ホルダー
謙虚さの精:アリス・シー
お付きの騎士:ヴァレンティン・オロヴィヤニコフ
激しさの精:モレヤ・レボヴィッツ
お付きの騎士:アイトール・ガランデ
喜びの精:セリーヌ・ギッテンス
お付きの騎士:ブランドン・ローレンス
カラボスのお付きの騎士:ジェイムズ・バートン、ビリー・ブルック、セバスチャン・ロー、ブローガン・マッケルヴィ、ガス・ペイン、ヘイミッシュ・スコット
リラの精のお付き:ローラ・デイ、ロザンナ・イーリイ、ラケレ・ピッツィッロ、エマ・プライス、リンジー・サザーランド、ジェイド・ウォレス
<第1幕>
4人の王子:厚地康雄、マチアス・ディングマン、ヴァレンティン・オロヴィヤニコフ、ジョナサン・ペイン
オーロラ姫の友人:ルース・ブリル、ロザンナ・イーリイ、ジェイド・ヒューセン、ベアトリス・パルマ、ラケレ・ピッツィッロ、リンジー・サザーランド
ガーランド:アランチャ・バセルガ、カーラ・ドアバー、モレヤ・レボヴィッツ、ローラ・パーキス、ブルック・レイ、シャン・ヤオキアン、マイルス・ギリバー、キット・ホルダー、ブランドン・ローレンス、マックス・マズレン、ラクラン・モナハン、エディバルド・スーザ・ダ・シルバ
<第2幕>
伯爵夫人:アリス・シー
王子の側近:ローリー・マッカイ
<第3幕>
パ・ド・カトル:カーラ・ドアバー、淵上礼奈、アイトール・ガランデ、ガス・ペイン
長靴をはいた猫と白い猫:ジェイムズ・バートン、ブルック・レイ
青い鳥とフロリナ王女:チャウ・ツーチャオ、ベアトリス・パルマ
赤ずきんと狼:ローラ・パーキス、マイルス・ギリバー
グラン・パ・ド・ドゥ:水谷実喜、セザール・モラレス
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今年のバレエ&クラシック ほか
http://hanakako.exblog.jp/26369235/
2017-12-30T09:00:00+09:00
2018-01-14T19:12:33+09:00
2017-12-30T12:43:43+09:00
hanakako1026
バレエ
*************************
1/14 新国立劇場バレエ シンデレラ びわ湖ホール
2/18 新国立劇場バレエ ヴァレンタイン・バレエ オペラパレス
5/6 新国立劇場バレエ 眠れる森の美女 オペラパレス
5/16 サロネン&フィルハーモニア管弦楽団 愛知県芸術劇場コンサートホール
6/4 ボリショイ・バレエ ジゼル 東京文化会館
6/5 ボリショイ・バレエ ジゼル 東京文化会館
6/10 ボリショイ・バレエ パリの炎 びわ湖ホール
6/14 ボリショイ・バレエ パリの炎 東京文化会館
6/16 ボリショイ・バレエ 白鳥の湖 仙台イズミティ21
6/18 ボリショイ・バレエ 白鳥の湖 フェスティバルホール
6/22 アメリカン・バレエ・シアター オネーギン メトロポリタン歌劇場
6/23 アメリカン・バレエ・シアター オネーギン メトロポリタン歌劇場
6/30 新国立劇場バレエ ジゼル オペラハウス
7/1 新国立劇場バレエ ジゼル オペラハウス
7/2 東京バレエ団 ラ・バヤデール 東京文化会館
7/4 ハンブルク・バレエ アンナ・カレーニナ ハンブルク州立歌劇場
7/5 ハンブルク・バレエ 人魚姫 ハンブルク州立歌劇場
7/6 ハンブルク・バレエ ニジンスキー ハンブルク州立歌劇場
7/7 ハンブルク・バレエ ペールギュント ハンブルク州立歌劇場
7/20 イングリッシュナショナルバレエ コッペリア 愛知県芸術劇場大ホール
7/27 バレエ・スプリーム Aプロ 文京シビックホール
7/29 バレエ・スプリーム Bプロ 文京シビックホール
8/6 THE ICE 2017 愛知県体育館
8/9 SBAジュニアカンパニー SUMMER CONCERT 2017 大和市シリウス芸術文化ホール
8/20 ルグリ・ガラ 愛知県芸術劇場大ホール
9/28 バイエルン国立歌劇場 タンホイザー NHKホール
9/29 トランス=シベリア芸術祭 in JAPAN 2017 オーチャードホール
10/29 エディタ・グルヴェローヴァ ソプラノ リサイタル びわ湖ホール
11/3 新国立劇場バレエ くるみ割り人形 オペラハウス(マチソワ)
11/4 フェドセーエフ&チャイコフスキーシンフォニーオーケストラ グランシップ中ホール
11/5 フェドセーエフ&チャイコフスキーシンフォニーオーケストラ 兵庫県立芸術文化センター
11/10 GPS NHK杯フィギュア 大阪市中央体育館
11/11 GPS NHK杯フィギュア 大阪市中央体育館
11/12 GPS NHK杯フィギュア 大阪市中央体育館
12/7 グランプリファイナル愛知 ガイシホール
12/8 グランプリファイナル愛知 ガイシホール
12/9 グランプリファイナル愛知 ガイシホール
12/21 全日本フィギュアスケート選手権 武蔵野の森総合スポーツプラザ
12/22 全日本フィギュアスケート選手権 武蔵野の森総合スポーツプラザ
12/23 全日本フィギュアスケート選手権 武蔵野の森総合スポーツプラザ
12/26 キエフ・バレエ 150周年ガラ 東京文化会館
12/28 パリ・オペラ座・バレエ ドン・キホーテ オペラ・バスティーユ
12/30 パリ・オペラ座・バレエ ドン・キホーテ オペラ・バスティーユ
(1/2 パリ・オペラ座・バレエ ドン・キホーテ オペラ・バスティーユ)
(1/4 マシュー・ボーン シンデレラ サドラーズ・ウェルズ劇場)
(1/5 英国ロイヤルバレエ くるみ割り人形 ロイヤルオペラハウス)
*************************
12/28のパリオペ ドン・キは、マチューとABTボイルストン。
ヌレエフ版好みじゃないこともあって、特に感動は無し…。
髭付きマチューはあっさり、ボイルストンもちゃんと踊っていたけどゲストで呼ぶほどかな?という印象。
全体的に愛が薄味だったような。
キトリの友人 八菜さんが観られたのは良かった。
6月にこのチケットを買った時は、八菜さん主役を期待していたのだが、キトリの友人&ドリアード&街の踊り子 の三役で見られそうなのでヨシとする。
個人的にはボイルストンより八菜さんの方がキトリ度高いと思う。
公演中のお喋りとか多い割に、グランフェッテで手拍子しないところは、さすがパリ!と感心した。
最後に雨のガルニエ。
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2017/2018 ボリショイ・バレエ 海外ツアー
http://hanakako.exblog.jp/26030513/
2017-09-07T00:00:00+09:00
2017-09-07T02:27:13+09:00
2017-09-07T02:13:33+09:00
hanakako1026
バレエ
◆中国国家大劇院(北京)
5/18~20 海賊
5/22~24 パリの炎
◆ソウル アーツセンター
5/27~29 ジゼル
◆オレンジカウンティ パフォーミングアーツセンター(アメリカ・コスタメサ)
7/17~22 じゃじゃ馬ならし、現代の英雄
◆ミラノ・スカラ座
9/7、8、10 ラ・バヤデール
9/11、12、13 じゃじゃ馬ならし
+++
密かにロンドン・ツアーを期待していたのだけど、このスケジュールだと来年は無しかしら。
とりあえずアジアは古典やっとけ!な雰囲気有り。
15年位前に車で通りかかったサウスコーストプラザ@コスタメサはお洒落エリアで好印象だったけど、車無しではちょっときつい。
よって独りのバレエ旅では無理。
ミラノは行ったことないうえにホテル代高価でハードル高い。
近場の北京は客層&大気汚染が気になるし、ソウルはチケット買いにくい&唐辛子苦手なのでこっちも無しかなー。
ソウルがジゼルじゃなくてバヤならお出かけ考えたんだけど、ちょっと残念。。
おとなしく次のロンドンを待ちます。
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ルグリ・ガラ Aプログラム@愛知県芸術劇場大ホール(8/20)
http://hanakako.exblog.jp/25994133/
2017-08-21T09:00:00+09:00
2017-08-22T23:03:52+09:00
2017-08-21T03:59:58+09:00
hanakako1026
バレエ
NBS招聘を離れたっぽいルグリ先生渾身のガラ。
1幕・2幕とも、最初に出演ダンサーのリハーサル、舞台の映像が流れ程よいPR。
演目ごとにスクリーンに振付・音楽・ダンサーが出るのも親切。
+++
◆『海賊』第3幕よりオダリスク
音楽:A.アダン 振付:M.ルグリ
出演:ニキーシャ・フォゴ、ナターシャ・マイヤー、芝本梨花子
BSプレミアムで放送した海賊、webの感想はあまりよろしくなかったけれど、私は趣味が変わってるのかわりと好きだった。
まあ海賊自体、だから何?的な内容で微妙な演目ではある。
ファゴはやや褐色のスウェーデン人ダンサー。
2幕で自作コンテも踊っており、ルグリ期待のダンサーと思われる。
身体能力高いファゴはキビキビ、金髪小顔で可憐なマイヤーはキラキラ。
急遽参加の芝本さんもとても可愛らしくスタイルも良いのだが、踊りが少々薄味なのが惜しい。
入団1年目のまだ18才なので今後に期待♪
ルグリ振付は脚捌きが細かく、油断すると音に遅れそう。
◆『ライモンダ』第1幕よりアダージョ
音楽:A.グラズノフ 振付:R.ヌレエフ
出演:ニーナ・ポラコワ、ヤコブ・フェイフェルリック
ヌレエフ版のライモンダは初見かも。
ちょっとした隙間に足技を詰め込んでいるのでとにかく難しそう。
このおふたりは踊りこなしていたが、1ヶ所だけバランスでサポートが間に合わず踵が落ちたように見えた。
ガラでも忙しい振付なのに全幕はどんなに大変なのか‥。
怖いもの見たさで見てみたいような。
衣装がキラキラ感少なめで重たい印象だったのが残念。
◆『I have been kissed by you…』
音楽:M.リヒター 振付:H.マルティン、P.d.バナ
出演:エレナ・マルティン、パトリック・ド・バナ
ルグリ・ガラでお馴染みのバナ。
今回かなり前方席だったので集中して観たらまあ面白かった。
前方席ゆえ、最初バナが女性衣装の下にいるのが見えなかったが‥。
日本人には着こなし無理そうな衣装がよくお似合い。
『…Inside the Labyrinth of solitude』
音楽:T.ヴィターリ 振付:P.d.バナ
出演:ジェロー・ウィリック
バナとマルティンさんの腕をくぐって登場したウィリックが熱演。
バナ作品も若手が踊るとまた一味違う。
◆『ラ・フィユ・マルガルデ』
音楽:F.エロルド 振付:F.アシュトン
出演:ナターシャ・マイヤー、デニス・チェリェヴィチコ
思い切り若返ったロパ様とコルプのようなお二人(笑)。
華奢なマイヤーはリーズ衣装がよく似合う。
ウクライナ出身のチェリェヴィチコは足技の技術は高いがややムラがある感じ。
終盤、回って着地の後、斜め前に両手をついてしまったのは失敗だったのかな。
王子キャラではないけれど、面白そうなダンサー。
◆『マニフィカト』より
音楽:J.S.バッハ(アニュス・デイ) 振付:J.ノイマイヤー(初演:シルヴィ・ギエム、マニュエル・ルグリ)
出演:ニーナ・トノリ、ヤコブ・フェイフェルリック
ノイマイヤー作品もやるのか~と思ったら、ルグリ繋がりの作品だったのね。
ハンブルク群舞でよく見る足首外向きの振り、難しいリフトもきっちり決まって見応えあり。
白レオタードが似合うお二人だった。
◆『じゃじゃ馬馴らし』
音楽:D.ショスタコーヴィチ 振付:J.C.マイヨー
出演:オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン
昨夏のROHでは最上階席から眺めていた作品を、日本で間近に見られるとは思いもしなかった。
遠い席でも別にいいやと思ってチケットを買っていたが、ダンサーの目線や表情が見えるとここまで違うのかと少々驚く。
そうは言ってもお財布の都合というものがあるしね‥。
スミルノワのビアンカは本当に魅力的。
間近でPDDを観たら、また全幕を観たくなってしまった。
◆『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』
音楽:P.I.チャイコフスキー 振付:G.バランシン
出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ
一番のお気に入り、ワディム君のチャイパド。
最初にワディム君を観たのは、コジョカルガラ Aプロ でカスバートソンと踊ったチャイパド。
でも当時ENBだったワディム君はカスバートソンとあまり合っておらず、印象に残るほどの出来ではなかったと思う。
その後のBプロで、本来のパートナー・ダリアと踊ったくるみのGPDDの方がはるかに素晴らしかった。
今回はロイヤルで組んでいるヌニェスなので盤石の出来。
とても高いレベルで普通の出来^^
ヌニェスのチャイパドは何となくコジョカルっぽく、安定していた。
やはり脚の強いダンサーのチャイパドは安心して観ていられる。
◆『フェアウェル・ワルツ』
音楽:F.ショパン/ V.マルティノフ 振付:P.d.バナ
出演:イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ
前回バレエフェス以来のゲランは、相変わらず美しく存在感があった。
ルグリもしっかり体を絞り、切れ味がある。
このレベルのダンサーは、舞台に立つだけで空気が違う。
ガラ公演もカンパニー公演もNBSから離れたルグリをフェスで観るのは難しそう。
また次のルグリ・ガラで踊って欲しい。
<休憩>
◆『ローレンシア』よりパ・ド・シス
音楽:A.クレイン 振付:V.チャブキアーニ
出演:ニキーシャ・フォゴ、デニス・チェリェヴィチコ、ナターシャ・マイヤー、芝本梨花子、ジェームズ・ステファン、ジェロー・ウィリック
去年、マールイが来日公演で持ってきた「ローレンシア」
パ・ド・シスのみでも簡単な背景を用意して手抜き無し。
ファゴ&チェリェヴィチコ、マイヤー&ウィリック、芝本&ステファン の組合せで踊るが、明らかにファゴ組が上手い。
‥って、チェリェヴィチコはプリンシパルなのね、上手いのは当たり前か。
(リーズの両手付きが失敗なら、ちょっと情けないかも。)
芝本さん&ステファン君は見栄え的には一番麗しかったのに、男性のザンレールミスが目立っていたのが残念。
とは言え、若手ダンサー6人を披露して、全幕公演前のプロモーションとしてはいい演目だったと思う。
◆『Medea』
音楽:M.リヒター 振付:P.d.バナ
出演:エレナ・マルティン、パトリック・ド・バナ
一歩間違えると演歌歌手みたいなビーズ衣装をビシッと着こなすバナさん^^
無音になってからの振りが迫力あり。
◆『アルルの女』より
音楽:G.ビゼー 振付:R.プティ
出演:イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ
今まで観たキャストでは、ルグリ・ガラのウィーン国立のヤコヴレワ&クルラーエフ 、
エトワールガラのアッツォーニ&リアブコ が記憶に残る。
どちらも素晴らしかったが、流血したリアブコが特に印象的かな‥。
リアブコはラストの舞台奥への飛び込みで勢い余って流血だったのに、
今回はラストが飛び込むところまで行かず、下手でゲランにもたれかかって暗転だった。
でも飛び込まずに終わると辻褄が合わずなんとも中途半端ではある。
◆『Movements of the Soul』
音楽:バルバトューキ、K.ディクソン、M.スタイン 振付:ニキーシャ・フォゴ
出演:ニキーシャ・フォゴ
躍動感あふれるファゴ自作のコンテ。
音楽と照明が面白い。
コンテの選曲は重要だとつくづく感じる。
シュツットガルトの「若手振付家の夕べ」に出てきそうな楽しい作品。
◆『Murmuration』より
音楽:E.ボッソ 振付:E.リアン
出演:ニーナ・ポラコワ、ヤコブ・フェイフェルリック、ジェームズ・ステファン
メインがポラコワ&フェイフェルリック、イケメンだけどザンレール難有りのステファン君がリフトのお手伝いで登場。
ポラコワは身のこなしがしなやかでコンテが上手い。
◆『海賊』第2幕よりアダージョ
音楽:L.ドリーブ 振付:M.ルグリ
出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ
ワディム君はチャイパドと海賊!と覚えていて、海賊と言えばいつものアレと思ったら、
幕が上がると上手側にベッドが鎮座しており、あ、違う場面なのねと初めて気付く。
ルグリ版お初なのでスクリーンにも“JAPAN PREMIER”の文字。
鬼と言うほどでもないがリフト多めで男性ダンサーお忙しそうな振付。
ダンスキューブのインタビューによれば、ワディム君はゲストで既に踊っており、
ヌニェスはこれが初めてだそう。
来年のウィーン国立全幕公演に“ゲストプリンシパルを交えて”とあるのは、この2人なのかしら。
来季新国で踊るかわからないしゲストで来るならそそられるけど、チケ代次第かな~。
◆『グラン・パ・クラシック』
音楽:F.オーベール 振付:V.グゾフスキー
出演:オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン
女王様度満点のスミルノワのグランパ。
スプリームの八菜さん&ユーゴもかなり良かったが、ボリショイの貫録勝ち。
ドヤ顔でポーズをビシッと決めるスミルノワの素晴らしいこと。
私の短いバレエ鑑賞歴で一番かもしれないグランパだった。
ヴァリの上手→下手移動もノーミス、イタリアンフェッテも余裕。
ラストのフェッテも手を挙げて鮮やか。
‥フェスのオールシングルだったオディールは何だったのか?と目が点になった。
いやあのオールシングルも綺麗だったからいいんだけれど、今日のキレキレは凄かった。
あと名古屋はフェッテで拍手は起きたが手拍子にしなかったのが偉い。
本当にあれは止めて欲しい。
一方のチュージン、PDDでは深刻な顔でとにかくサポートに徹していた。
チュージンも人気のプリンシパルなのにここまで黒子に徹するとは(驚)。
全体的には八菜さん組よりスミルノワの勝ちだけど、男性ヴァリ限定ならユーゴが弾けてて良かった。
まあこれもかなり高いレベルの比較だけど‥。
なんか白鳥踊れないと一人前じゃない風潮があるが、スミルノワは他の演目の方が魅力的なのではなかろうか。
あのドヤ顔、癖になりそう。
今日の演目でひとつだけもう一度見せてあげると言われたら、私は迷わずグランパを選ぶ。
◆『Moment』
マニュエル・ルグリ ソロ(世界初演)
音楽:J.S.バッハ/F.ブゾーニ 振付:N. ホレツナ
出演:マニュエル・ルグリ ピアノ:滝澤志野
志野さんのピアノにもたれかかって始まり、同じポーズで終わる演目。
生ピアノはやっぱりいい。
ルグリ先生渾身のソロであった。
全16演目+休憩(20分)で公演時間3時間10分。
7月末のバレエ・スプリームがチケ代ほぼ同じで軽め(スカスカとも言う‥)だったこともあり、満足度高いガラだった。
スプリームはまだ感想をupしていないが、八菜さん見られたからいいようなものの、
用意された音源が悪い、キャスト降板の埋め合わせは無い、2幕は余興?状態で、私の中ではNBSへの不信感がかなり増していた。
一方、今日のガラは、演目もたっぷり、企画もしっかり、もちろん音源も耳障りではなく、チケ代はそれなりに高かったがまた見たいと思う内容だった。
湿度高く酷暑の名古屋に来ていただき、ありがとうございました。
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ボリショイ・バレエ「白鳥の湖」@フェスティバルホール(6/18)
http://hanakako.exblog.jp/25931870/
2017-07-23T09:00:00+09:00
2017-08-21T14:46:14+09:00
2017-07-23T02:14:49+09:00
hanakako1026
バレエ
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
台本:ユーリー・グリゴローヴィチ
(ウラジーミル・ベーギチェフとワシーリー・ゲーリツェルの原台本に基づく)
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワノフ、アレクサンドル・ゴールスキー、ユーリー・グリゴローヴィチ
制作:ユーリー・グリゴローヴィチ 美術:シモン・ヴィルサラーゼ
音楽監督:パーヴェル・ソローキン 照明デザイン:ミハイル・ソコロフ
舞踊監督:マハール・ワジーエフ
指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団
<出演>
オデット/オディール:オルガ・スミルノワ
ジークフリート王子:デニス・ロヂキン
悪魔ロットバルト:イーゴリ・ツヴィルコ
王妃(王子の母):ヴェラ・ボリセンコワ
王子の家庭教師:アレクセイ・ロパレーヴィチ
道化:ゲオルギー・グーセフ
王子の友人たち:アナスタシア・デニソワ、アナ・トゥラザシヴィリ
儀典長:アレクサンドル・ファジェーチェフ
花嫁候補たち
ハンガリー:ネッリ・コバヒーゼ
ロシア:ヴィクトリア・ヤクシェワ
スペイン:エルヴィナ・イブライモワ
ナポリ:クセーニア・ジガンシナ
ポーランド:ヤニーナ・パリエンコ
3羽の白鳥:オルガ・マルチェンコワ、マルファ・フョードロワ、アリョーナ・コワリョーワ
4羽の白鳥:ダリーヤ・ロフツォーワ、オルガ・カリーニナ、マルガリータ・シュライネル、ダリーヤ・ボチコーワ
ワルツ:エルヴィナ・イブライモワ、ネッリ・コバヒーゼ、ヴィクトリア・ヤクシェワ、クセーニア・ジガンシナ
ウラディスラフ・コズロフ、ドミトリー・エフレーモフ、イワン・アレクセーエフ、ダヴィッド・モッタ・ソアレス
+++
白鳥@大阪はスミルノワ&チュージンの予定が、チュージンが故障で踊れなくなったため、モスクワから再度召喚されたロヂキンへチェンジ。
バレエでのキャストチェンジはよくあることだけど、その場凌ぎの格下交代が多い中で、ダンサーの好みの問題はあるにしてもこの交代は良心的だったと思う。
まあオフチャレンコを帰してしまった状況では、過労のウラドを踊らせるしかなかったわけで、良心以前にどうしようもない状況だったというのもある^^;
ロヂキンの王子は、前回来日時の大阪(ザハロワ)、昨夏のロンドン(ステパノワ)に続いて3回目だったが、間違いなく今回が一番良かった。
ザハロワと踊る時のロヂキンは、遠慮がちで演技も中途半端(大根とも言える‥)に見える。
ステパノワの時は、オフチャレンコからの代役ということもあってか、ただ王子の衣装着て踊っていただけであまり参考にならず。
でもこの日のロヂキンは、ザハロワの時よりも自信のある表情で張り切って踊っていたように感じた。
そりゃ女王ザハロワ様と踊るのは、誰でも緊張するわよね。
ウラドにしても、マーシャとクリサノワでは良い意味で気の遣い方が違うように見えたし。
上野のジゼルはイマイチだったけれど、同年代のダンサーと踊るロヂキンならまた観てみたいと思う出来だった。
スミルノワの白鳥全幕はこれが初めて。
クリサノワより白鳥チュチュはよく似合うが、技術的には圧倒的にクリサノワが良い。
特に白鳥の腕の動かし方が細かくないのが気になった。
黒鳥チュチュもよく似合っていたが、怪我のせいでフェッテが苦手なのか、ごくごく普通のオールシングルだった。
オールシングルでも音取りばっちりで安定した回転ならそれでもいいけれど、本当に普通のシングル‥。
なんとか回っているところに大阪名物のうるさい手拍子が加わり、音がちゃんと聞こえているのか心配になった。
前に書いた通り直後のピケターンもクリサノワの半分程度だったし、クリサノワ直後だと見劣りが激しい。
スミルノワの容姿+クリサノワの技術なら怖いもの無しなのに、なかなかうまくはいかないものだ。
ロンドンで観たじゃじゃ馬のビアンカの方が、はるかに魅力的だったかも。
せっかく白チュチュが似合う容姿なのだし今後に期待。
主役以外のキャストは仙台と一緒。
道化は当初スモリャニノフ予定だったのがグーセフにチェンジ。
2回ともグーセフで観られたのはラッキー♪
ロットバルトのツヴィルコもハードスケジュールだったのに、最後まで元気だった。
2日前の仙台に比べたらフェスの舞台は本当に広々で、ロヂキンもツヴィルコもグーセフも伸び伸びと踊っていた。
ただここの緞帳は普通の横開きではなく、上から降りてくるのが×。
ラストでロヂキンが絶望しているのに、上から降りてきた幕で早々に見えなくなってしまう。
しかも降りてくるスピードが速く何の情緒も無い。
真ん中で切れていないからカテコで緞帳前に出て来る時も舞台袖からわざわざ出てこなきゃならないし、いいこと無し。
バレエの時だけでも横開きの幕に変えられないのかといつも思う。
この日のロヂキンは俺様度がとても低く、カテコでスミルノワに跪いていたし、上手側へもきちんとエスコートしていた。
あらー、やればちゃんと出来るじゃないの。
こんなロヂキンを確認できたのは収穫であった。
18日にツアー終了、19日に帰国、22日から本拠地でオネーギン(ウラドは23日)って、なかなかのブラック企業。
ダンサーも大変だったけど、最初から最後まで1人で振っていたソローキンが凄い。
ゲルギーと言い、ロシアの指揮者は鍛え方が違うのね。
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ボリショイ・バレエ「白鳥の湖」@イズミティ21(6/16)
http://hanakako.exblog.jp/25930271/
2017-07-22T09:00:00+09:00
2017-07-22T10:14:36+09:00
2017-07-22T10:06:52+09:00
hanakako1026
バレエ
≪白鳥の湖≫<全2幕 4場>
音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー
台本:ユーリー・グリゴローヴィチ
(ウラジーミル・ベーギチェフとワシーリー・ゲーリツェルの原台本に基づく)
振付:マリウス・プティパ、レフ・イワノフ、アレクサンドル・ゴールスキー、ユーリー・グリゴローヴィチ
制作:ユーリー・グリゴローヴィチ 美術:シモン・ヴィルサラーゼ
音楽監督:パーヴェル・ソローキン 照明デザイン:ミハイル・ソコロフ
舞踊監督:マハール・ワジーエフ
指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団
<出演>
オデット/オディール:エカテリーナ・クリサノワ
ジークフリート王子:ウラディスラフ・ラントラートフ
悪魔ロットバルト:イーゴリ・ツヴィルコ
王妃(王子の母):ヴェラ・ボリセンコワ
王子の家庭教師:アレクセイ・ロパレーヴィチ
道化:ゲオルギー・グーセフ
王子の友人たち:アナスタシア・デニソワ、アナ・トゥラザシヴィリ
儀典長:アレクサンドル・ファジェーチェフ
花嫁候補たち
ハンガリー:ネッリ・コバヒーゼ
ロシア:ヴィクトリア・ヤクシェワ
スペイン:エルヴィナ・イブライモワ
ナポリ:クセーニア・ジガンシナ
ポーランド:ヤニーナ・パリエンコ
3羽の白鳥:オルガ・マルチェンコワ、マルファ・フョードロワ、アリョーナ・コワリョーワ
4羽の白鳥:ダリーヤ・ロフツォーワ、オルガ・カリーニナ、マルガリータ・シュライネル、ダリーヤ・ボチコーワ
ワルツ:エルヴィナ・イブライモワ、ネッリ・コバヒーゼ、ヴィクトリア・ヤクシェワ、クセーニア・ジガンシナ
ウラディスラフ・コズロフ、ドミトリー・エフレーモフ、イワン・アレクセーエフ、ダヴィッド・モッタ・ソアレス
+++
前回来日公演の富山に引き続き、またもや地方公演限定のウラド王子を観に仙台へ出かける。
会場のイズミティ21は、1階のみ1,450席と小さめのホール。
この1,450席はたぶんオケピ無しの数字で、オケ有りだと215席減の1,235席。
1,650席の富山、1,705席の三重と比べてもかなり小さい。
そうなると当然舞台も小さめになるわけで、コールドのキツキツ感は否めなかったし、
ウラドはマネージュも対角線のジャンプも距離を気にしつつ慎重に跳んでいた。
バレエをやっている女の子が目立った客席はとてもマナーが良かった
(グランフェッテが拍手だけで手拍子にならなかった)が、
せっかくのボリショイ公演は、もう少し大きな舞台で観たかったというのが正直なところ。
東京からの当日移動にもかかわらず、疲れを見せないダンサーはさすが。
ただチュージン代役も含め中1日で主役のウラドはちょっとお疲れモードだったかも‥。
今回の来日公演はモスコンが重なったこともあり、ウラド&クリサノワの負担はとても大きかったと思う。
クリサノワの白鳥は技術的には言うことなしだけど、あまり白鳥度の高い体型じゃないのが少々残念。
白鳥の細かな腕の動き、ポワントワークは良かったし、儚げな演技も決まっていたが、
クリサノワはドン・キやじゃじゃ馬の方がより魅力的。
どれかひとつ選ぶなら白鳥は無いなーと思っていたら、
圧倒的なフェッテで押しまくる黒鳥パートは凄かった。
フェッテは最初にトリプル2回くらい、その後もダブルとシングルも高速で音にぴったり合って美しい。
それまでわりと静かだった客席が、おぉーっ!と爆発し大拍手。
グランフェッテだけじゃなく、ピケターンも高速ダブル入りで舞台を1周半くらい回っていた。
(2日後のスミルノワはクリサノワの半分くらいだった‥)
妖艶さは無くフェッテで押しまくる体育会系黒鳥、こういうのもいいんじゃないかと思う。
この日は道化:グーセフ、ロットバルト:ツヴィルコという最強キャストだったので、
終盤の王子&ロットバルト パートも迫力があって良かった。
カテコでの、“無事に終わった”感漂うウラドの表情が役柄的にも嵌っていた。
主役以外のお楽しみは、ワルツ&スペインのモッタ君。
上半身が柔らかくてどのポーズも美しい。
次の来日公演が楽しみ。
大きな白鳥を踊っていたコワリョーワちゃん、本当に大きい!
彼女に合わせたのか他の2名もとても大きく、今まで観た中で一番大きな白鳥だった。
ワガノワメソッドはやはり特徴があるのか、他の2名とは腕の振りが少し違っていたけれど、こちらも今後に期待。
‥もっとも彼女の場合、本人の資質より身長に合う相手役が見つかるかが重要かも。
今回は、チュージン代役出演の日を除き、ウラド・コンプリート♪
次に観られるのは来年のフェスかな。
そういえば、クリサノワ&ウラドはNYのジュエルズ&じゃじゃ馬ツアーにも参加するそうな。
じゃじゃ馬だけのウラドはともかく、クリサノワはここでも馬車馬のようなキャスティング‥。
移動が無いだけ日本ツアーよりマシだけど、怪我の無いようますますのご活躍をお祈りします。
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イングリッシュ・ナショナル・バレエ「コッペリア」@愛知県芸術劇場(7/20)
http://hanakako.exblog.jp/25928182/
2017-07-21T09:00:00+09:00
2017-07-21T21:23:06+09:00
2017-07-21T10:17:10+09:00
hanakako1026
バレエ
+++
イギリスで3番手のカンパニーのS席が19,000円??最初は買うつもりはなかったけれど、コジョカルが名古屋で踊る機会はそうないし‥と思い直して買ったチケットが、オメデタ降板でロホにチェンジ。まあ代役がロホってだけマシではあるが、これは痛い、痛すぎる。結局、最初から最後まで「コジョカルで見たかった」という思いが消えずに、ワタシ的にはいまいちな公演だった。この「名古屋国際音楽祭」は、協賛企業へのばら撒きチケットが多いこともあり、仕事帰りに慌てて来ましたというサラリーマンも多くて、1幕後の休憩で入って来た人も散見。たまたま目にして驚いたのが、握りしめたチケットを何を思ったかモギリの人の目の前でビリッと半券千切ったおじさん‥。係員が「あ、ちょっとお待ちください~」と叫んでいた。この人、バレエはもちろんのこと野球やサッカーも観に行ったことはないのかと ^^;こんなお客さんが多かったので、良くも悪くも反応はストレート。豪華(私にはちょっとゴテゴテに見えた)な衣装&セットで外見綺麗なダンサーが踊っていても、全体的にまとまり&メリハリが無い舞台に客席はクールだったと思う。そんなわけで2幕までは特に盛り上がりは無し。3幕のフランツのヴァリで張り切って跳び回るエルナンデスにようやくブラボー。確かに身体能力は素晴らしく、2連続のザンレールを片脚で降りてそのままピルエットというのは凄かった。‥でも、私のイメージでは彼はフランツじゃないのよね~。海賊で見たら印象違っていたかも。久しぶりのロホは大きな失敗は無かったが終始動きが慎重で、得意の回転もスピードが無かった。もしかしたらどこか怪我でもしていたのだろうか。ロホを知っている上野のお客さんなら気を遣ってもう少し拍手があったかもしれない場面でも、ロホの経歴など知らない客がほとんどの昨日はほぼ拍手無しでなかなかシュールだった。初見のこのハインド版は、有名なスワニルダのヴァリも地味目な振付で躍動感に欠けていたように思う。私のコッペリア歴は、新国プティ版・BRB(都さん)・なぜかNYCBバランシン版のわずか3回だけど、残念ながら一番印象に残らない振付かな。そんな中で印象に残ったのは、暁を踊った康さん。この方は音感ばっちりで手の所作も美しくたくさん拍手を貰っていた。(木村優里さん@新国レベルの細さに驚いたが、やはりあれくらい細くないとダメなのか。)カテコで一番拍手を貰っていたのがコッペリウスという謎舞台だったけれど、地元・セントラル愛知交響楽団の演奏は素晴らしかった。冒頭のホルンがちょっと頼りなかった以外は言うことなしの演奏だったと思う。名古屋でバレエ全幕の伴奏(しかもコッペリア)など珍しいだろうに、この日のためにしっかり練習してきました感が伝わってくる気合いの入った演奏だった。オケの方々はもちろん、サザーランドさんも優秀なのだろう。というわけで、ダンサーはいまいちだったがオケの生演奏を聴きに行ったと思うことにする。せっかくの来日公演を貶すのは気が引けるが、こんな微妙な感想になるのはチケット代の高さによるところが大きいのではないか。ダンサーに罪は無いし、わざわざロンドンから名古屋まで来てくれたことにも感謝だけど、オケ帯同ボリショイが20,000円前後なのに19,000円は無いわ!NBSの殿様商売もいい加減にして欲しいと思う。しかし、今やゲスト引っ張りだこのワディム君は数年前までここで踊っていたのよね。今更ながら凄い出世をしたものだと感慨深いワタシなのだった。
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アメリカン・バレエ・シアター「オネーギン」@メトロポリタン歌劇場(6/23)
http://hanakako.exblog.jp/25880057/
2017-06-29T09:00:00+09:00
2017-06-29T11:30:17+09:00
2017-06-29T09:00:22+09:00
hanakako1026
バレエ
10日前には僅かに残っていたチケットも完売。
ちなみに前日$130の席と同エリアがこの日は$160と少々お高い。
一般売り初日からフェリ日より残席少なかったので、前日より2列後ろの下手側。
客席は段差がしっかりあり、この距離でも見やすい。 バルコニー席の後ろには立ち見客も。
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「オネーギン」
ジョン・クランコによる全3幕のバレエアレクサンドル・プーシキンの韻文小説に基づく振付:ジョン・クランコ音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー編曲:クルト=ハインツ・シュトルツェ装置・衣裳:サント・ロクアストオネーギン:マルセロ・ゴメスレンスキー:ブライアン・ホーヴェンラーリナ夫人:マーティン・ヴァン・ハメルタチヤーナ:ディアナ・ヴィシニョーワオリガ:イザベラ・ボイルストン彼女たちの乳母:スーザン・ジョーンズグレーミン公爵:ロマン・ズービン指揮:オームスビー・ウィルキンス演奏:アメリカン・バレエ・シアター・オーケストラ
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主役以外も前日とは別キャスト、指揮者もチェンジ。
前日のオケは序盤かなりバラバラだったが、この日はまあまあだった。
検索すると、ウィルキンスさんが主席指揮者なのかな。
ABT全然詳しくないけれど、ざっと見るにこの日のキャストは2nd.っぽい印象。
ヴィシよりフェリに1st.を当てたのだろうか。
オリガのはた迷惑な天然っぷりはボイルストンも上手かったが、レンスキーはシムキンが圧倒的に良かったと思う。
この日のレンスキーはごくごく普通で、憐れ度が低かった。
シムキンの華奢な外見がレンスキーに嵌るとは意外な発見だった。
で、何より主役2名が前日の方が圧倒的に良かったという‥。
もともとヴィシは貞淑なキャラではないし、イケメンなゴメスもオネーギンというよりはマフィアっぽい雰囲気。
ボッレはちゃんと尊大なオネーギンだったのに、うーん、何か違うぞという感じ。
この2人には前に来日公演で持ってきたマノンの方が合うんじゃないかしらね。
ヴィシもゴメスも勝手なことやってるなーという印象で、感情移入があまり出来なかったし、難しいリフトの数々もヴィシならではの切れ味はあまり感じられず、フェリ日の方が迫力があった。
いやいや、50代のフェリの身体能力がヴィシに見劣りしないって本当に凄いと思う。
昔からフェリがお好きな方は、遠征してでもご覧になるとよろしいかと‥。
どの場面もミスなく高レベルの演技ではあったのだけど、良くも悪くも想像の範囲内で、
ラストシーンもフェリの方が私の心には響いた。
観る順番が逆ならもう少し感想も変わっていたかもしれないが、あまりにもフェリが素晴らし過ぎた。
あの迫力の手紙PDDを全幕で観てしまうと、この先ガラの切り取り版は暫く観なくていいと思うほど。
というわけで、ヴィシのさよなら公演目的で行ったのに、フェリにすっかりやられてしまったというオチ。
フェリ&ボッレは、ザハロワ&ボッレとは全然違う感動があったので、もし機会があればまた観たいけれど、遠征必須だからちょっと難しいかな。
ヴィシは来年の来日公演で見直しをしたいところだが、来日メンバーに入るのかしら。 終演後のお花投げ込みはニーナの時に比べるとやや少なめだったが、ボッレやラトマンスキー(たぶん)も登場していた。
リンカーンセンターに掲げられてたNYCBの幕。
この日はヤンキースタジアムでマーくん×ダルビッシュ戦だったのに、ホテルのテレビで見られず残念。
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アメリカン・バレエ・シアター「オネーギン」@メトロポリタン歌劇場(6/22)
http://hanakako.exblog.jp/25879726/
2017-06-28T23:00:00+09:00
2017-06-29T01:56:28+09:00
2017-06-29T01:44:08+09:00
hanakako1026
バレエ
ヴィシニョーワのABTフェアウェル公演&フェリのゲストに惹かれて、2泊4日の弾丸旅。
「オネーギン」
ジョン・クランコによる全3幕のバレエアレクサンドル・プーシキンの韻文小説に基づく振付:ジョン・クランコ音楽:ピョートル・I.チャイコフスキー編曲:クルト=ハインツ・シュトルツェ装置・衣裳:サント・ロクアストオネーギン:ロベルト・ボッレレンスキー:ダニール・シムキンラーリナ夫人:ケイト・ライドンタチヤーナ:アレッサンドロ・フェリオリガ:サラ・レーン彼女たちの乳母:ナンシー・ラファグレーミン公爵:ジェームス・ホワイトサイド指揮:デヴィッド・ラマルシュ演奏:アメリカン・バレエ・シアター・オーケストラ
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バレエ鑑賞歴の浅い私は初めて(で最後?)のフェリ。
抑えた演技と難易度高いリフトを軽々とこなすお姿にただただびっくり。
50代でこのポテンシャルってどういうこと~。
東バ・ジゼルで惹き込まれたボッレもさらに素晴らしく、今まで見たシュツットのオネーギンよりワタシ的には上。
ガラのPDDを含めてもこの舞台が一番だった。
特にラストの拒絶のポーズ2回の力強さが印象的で、ボッレが去った後の慟哭もまた激しく、悲しみが伝わってきた。
レンスキーのシムキンも予想以上に嵌っていて(最初はマノンの兄みたいな違和感を心配していた)、彼はこういう上品な役が合うのかも。
プログラムを見ると、セット&衣装は見慣れたユルゲン・ローゼのものではなかったが、基本的なテイストは一緒。
寝室のセットはシュツットのものより豪華だった。
終盤、オネーギンとタチアナが再会する舞踏会のドレスが真っ赤なのがちょっと違和感あったけど、ローゼの衣装は何色だったのか思い出せず‥。
フェリもヴィシも若くはないのであの色はあまり似合わないと思った。
この日はABTコールドも振りが揃っており、ホワイトサイドの公爵も適役でレベルの高い舞台だった。
正直、シュツット以外でこのレベルの舞台が観られるとは思っていなかった。
ABTオネーギンは主役が好みのダンサーなら観る価値有り。
それにしてもフェリはどんなトレーニングを積んでいるのだろう。
私の目には翌日の10才以上若いヴィシよりもリフトがスムーズだったし、情感にも溢れていた。
40才を過ぎたボッレのサポートも完璧。
鏡のPDDも手紙のPDDも、流れが途切れることなくあっという間に終わってしまった。
ハードスケジュールのボリショイ公演を観た直後ということもあり、
公演数を絞っているダンサーの方が息の長い活動が出来るのかしらと思ったり‥。
フェリはもともとが“男顔”だし年齢相応の皺もあるので、オペラグラスで凝視するのはちょっとだけど、遠目で観る分には初々しいタチアナだった。
オネーギンはハンブルクバレエのニジンスキーガラでも踊るそうで、こちらも見応えのある舞台になると思う。
こんな素晴らしい舞台だったのに、空席が結構多かった。
3階の私の席の後方はかなりガラガラ。。
平日夜だとABTをもってしても苦戦なのかしら。うーん、勿体ない。 この日は爽やかな風が吹いてとても気持ちのいい夜だった。
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ボリショイ・バレエ「パリの炎」@東京文化会館(6/14)
http://hanakako.exblog.jp/25850107/
2017-06-16T07:00:00+09:00
2017-06-16T07:23:13+09:00
2017-06-16T06:42:43+09:00
hanakako1026
バレエ
音楽:ボリス・アサフィエフ
台本:アレクサンドル・ベリンスキー、アレクセイ・ラトマンスキー
(ニコライ・ヴォルコフとウラジーミル・ドミトリエフの原台本に基づく)
振付:アレクセイ・ラトマンスキー
原振付:ワシリー・ワイノーネン
美術:イリヤ・ウトキン
エフゲニー・モナホフ
音楽監督:パーヴェル・ソローキン
照明デザイン:ダミール・イスマギロフ
音楽構成:ユーリー・ブルラーカ
舞踊監督:マハール・ワジーエフ
指揮:パーヴェル・ソローキン
管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団
日本公演プロダクションサポーター:井上豊、高橋俊彦
<出演>
ジャンヌ(ガスパールとリュシルの娘):エカテリーナ・クリサノワ
ジェローム(ジャンヌの兄):デニス・サーヴィン
フィリップ(マルセイユ生まれの青年):ウラディスラフ・ラントラートフ
アデリーヌ(侯爵の娘):アナ・トゥラザシヴィリ
コスタ・ド・ボールガール侯爵:イーゴリ・ツヴィルコ
ミレイユ・ド・ポワチエ(女優):マルガリータ・シュライネル
アントワーヌ・ミストラル(俳優):ダヴィッド・モッタ・ソアレス
ジャルカッス(侯爵に仕える老女):イリーナ・ズィヴロワ
ジルベール(マルセイユ義勇軍の隊長):ヴィタリー・ビクティミロフ
フランス国王ルイ16世:ゲオルギー・グーゼフ
フランス王妃マリー・アントワネット:マリーヤ・ジャルコワ
ガスパール(農民):ユーリー・オストロフスキー
リュシル(ガスパールの妻):アンナ・アントローポワ
バレエ《リナルドとアルミーダ》
愛の神アモール:オルガ・カリーニナ
花嫁の幻影:ネッリ・コバヒーゼ
アルミーダの友人:アリョーナ・コワリョーワ、オルガ・マルチェンコワ
マルファ・フョードロワ、ヴィクトリア・ヤクシェワ
女神たち:エルヴィナ・イブライモワ、ブルーナ・カンタニェデ・ガッリャノーニ、クセーニア・ジガンシナ
ヤニーナ・パリエンコ、ダリーヤ・ボチコーワ、アナスタシア・グバノワ
狩人たち(侯爵の友人):バティール・アナドゥルディエフ、マクシム・スーロフ
マクシム・オッペンハイム、セルゲイ・クズミン
オーヴェルニュの踊り:アンナ・アントローポワ、ニーノ・アサチアーニ
アレクサンドル・ヴォドペトフ、エフゲニー・ゴロヴィン
マルセイユ人の踊り:マクシム・スーロフ、アレクセイ・マトラホフ、ゲオルギー・グーセフ
国民公会の議長:アレクサンドル・ファジェーチェフ
儀典長:アレクセイ・ロパレーヴィチ
画家ダヴィッド:ユーリー・オストロフスキー
従軍商人:エウゲーニャ・サヴァルスカヤ
+++
昨夏のクリサノワ&ツヴィルコ、マーシャ&ウラド 以来、
次はこれで観たいと思っていたクリサノワ&ウラドのパリ炎。
この日は当日売りも出ていたし空席もチラホラ。
夏休み中とは言え、全公演が完売するロンドンは凄いなぁと実感。
仕事が忙しく家が遠い首都圏のお勤め人には、平日公演のハードルは高い。
青い軍服がよく似合うウラド。
2日前に突然の代役を務めたにもかかわらず元気そうで安心する。
映像化されてるワッシーもびわ湖のツヴィルコもガッチリ体型なので、
本当はもう少しワイルドな雰囲気でもいいのかな。
でもウラド好きな私には眼福なひととき。
そして、ジャンヌの赤衣装がお似合いのクリサノワ。
びわ湖のジェーニャも可愛かったが、彼女はやや雰囲気がお上品なので、
クリサノワの方が村娘っぽく見える。
(観ていないが翌日のクレトワも村娘度には欠けるのでは‥)
ジャンヌの兄・ジェロームは、ロンドン公演も全て踊っていたサーヴィンで、
役の嵌り具合が段違い。
びわ湖のスモリャニノフとは舞台での存在感が全く違う。
サーヴィンと同じくボールガール侯爵に嵌っていたチュージンが
白鳥での故障のために降板したため、この日はおそらく初役のツヴィルコ。
ずっと演じていたであろうチュージンには及ばないまでも、
きちんと踊りをこなしていたツヴィルコはさすが。
チュージンより少し背が低いのが惜しいが、厭らしさや傲慢さを醸し出す役作りは問題無かったと思う。
娘役のトゥラザシヴィリはこの日も情感溢れる演技で、ツヴィルコをしっかり支えていた。
びわ湖の1幕は少々有料ゲネプロっぽかったが、この日は最初から好調。
ラトマンスキーの複雑な振付は慣れたメンバーじゃないときついというのがわかる。
リフトの多いジャンヌの踊りも、ジェーニャはほんの一瞬構えてから跳んでいたのが、
クリサノワは流れるように移動していき、身体能力が凄い。
マイムも自然で、この役はクリサノワに合っていると思う。
1st.の主役4名に劣らぬ拍手を貰っていたのは、俳優&女優のお二人。
びわ湖の時も良かったが、この日は踊りが更に大きく見応えがあった。
20才の若さ弾けるモッタ君と、音感良くきっちり踊るシュライネルの組合せはなかなか良い。
何度も書いて申し訳無いが、ロンドンのオフチャレンコ&チホミロワは、
女性パートはともかくオフチャレンコが駄目駄目だったので、
今回ちゃんと踊れる2人で観られて本当に良かった。
しかし、息が一番合っているであろうチホミロワ相手であのサポートだったオフチャレンコは、
プリンシパル男性としてどうなのよ?とあらためて思ってしまう。
今回自分は舞台を観なかったけど、あまり良い感想は聞かないし‥。
そんなわけで、盤石の主役4名とフレッシュな俳優&女優で迫力と華のある舞台だった。
バスクダンスも抜群のリズム感で迫力があったし、
ジャンヌ&フィリップのPDDもウラドの大きなジャンプとクリサノワの見事なグランフェッテに大拍手。
特にクリサノワのフェッテは軽くダブル、トリプルを入れて音にもぴったり。
超絶技をこともなげにやってしまうところが凄い。
これは金曜の黒鳥にも期待してしまう。
映像化されているオシポワ&ワシリエフのPDDがあまりにも有名だけど、
私は全幕ならあそこまで超絶に走らなくてもいいのではと思う。
役者揃いのこの日は、悲劇な終盤はより一層悲しく、ボリショイならではの迫力があった。
急な代役なのにきちんと役割をこなしていたツヴィルコが特に素晴らしかった。
あと脇役もびわ湖とは少しずつ変わっていて、
ルイ16世役のグーゼフが、コソッとマルセイユ人の踊りに加わっているのが可笑しかった。
これ何か深い伏線があるのかと思わせるよねーと妹が指摘していたが、ただの人材繰りよね‥。
パリの炎は近々改編されるらしく、この版を日本で観るのはこれが最初で最後かも。
新版が来るのはいつのことやら‥な予感。
モスクワ国際コンクールの関係でザハロワと共に戻ったロヂキンが、
チュージンの代わりに呼び戻されたり、いつもより綱渡り度が増したツアーだけど、
あと3舞台ケガ人無く乗り切れますように。
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