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手元にあったチケットが減っていき、とうとう最後の1枚、あー悲しい。
2008年・3公演→2012年・4公演→2014年・7公演と、着実に症状悪化している‥。 今回はキャスティングが好みなら、びわ湖と浜松にも手を出していただろうから、 私にはとても危険なツアーだった。 ニキヤ(寺院の舞姫):エカテリーナ・クリサノワ ソロル(戦士、ニキヤの恋人):セミョーン・チュージン ドゥグマンタ(藩主):アレクセイ・ロパレーヴィチ ガムザッティ(ドゥグマンタの娘):アンナ・チホミロワ 大僧正:アンドレイ・シトニコフ トロラグワ(戦士):イワン・アレクセーエフ 奴隷:デニス・ロヂキン マグダヴェヤ(托鉢僧):アントン・サーヴィチェフ アイヤ(奴隷の娘):アンナ・バルコワ ジャンペの踊り:ユリア・ルンキナ、スヴェトラーナ・パヴロワ パ・ダクション:ダリーヤ・ボチコーワ、エリザヴェータ・クルテリョーワ、スヴェトラーナ・パヴロワ、 マルガリータ・シュライネル、ネッリ・コバヒーゼ、オルガ・マルチェンコワ、ヤニーナ・パリエンコ、 アナ・トゥラザシヴィリ、アルテミー・ベリャコフ、ドミトリー・エフレーモフ 太鼓の踊り:クリスティーナ・カラショーワ、ヴィタリー・ヴィクティミロフ、アレクサンドル・スモリャニノフ 青銅の仏像:ミハイル・コーチャン マヌー(壷の踊り):アンナ・レベツカヤ 第一ヴァリエーション:エリザヴェータ・クルテリョーワ 第二ヴァリエーション:スヴェトラーナ・パヴロワ 第三ヴァリエーション:チナーラ・アリザーデ +++ 平日18時半開演なので、間際に入ってくるお客さん多し。 その中でフィーリン芸監様が、慌ただしく通路を横切ってL側ウィングの端席に着席していた。 「え?あんな端で観るの?」と思ったら、係員が来てセンターブロックへ誘導。 いやいや、ウィング席に座ってていきなりフィーリンが来たら驚くわよね(笑)。 前日は20列だったのに、あそこは芸監の指定席ではないのか‥。 クリサノワはドン・キ@大阪に続き2回目。 チュージンはガラで観たことはあるけれど、全幕は初めて。 そして名古屋公演から期待を裏切らない出来のチホミロワのガムザッティが楽しみ。 今回のツアーで開演が一番楽しみだったのはこの日かもしれない。 颯爽と登場したチュージンは、、、かっこいいんだけどターバンが目立ち過ぎ。 あれじゃカレー屋のCMだわ。 ターバンはウラドも似合ってなかったし、衣装は改良の余地ありなのでは。 一方のクリサノワは、すらっとした体型にニキヤの衣装がよく似合う。三つ編みも可愛らしい。 ザハロワほどは痩せていないので、見た目もよい。 そしていかにも気の強そうな若々しいニキヤ。 ガムザのチホミロワは更に若くてキラキラだし、これはチュージンが惑うのもやむなし! ということでこの回の組合せが私は一番好み。 ザハロワとマーシャももちろん豪華でいいんだけど、あまりにも2人がベテランで ウラドはどうやっても太刀打ちできない雰囲気なのがちょっとね。 で、外見だけではなく、クリサノワもチホミロワも踊りっぷりが素晴らしかった。 クリサノワは脚が真っ直ぐで軸がブレない。 加えて上半身の動きも美しい。 ザハロワほどの濃さは無いが、演技もばっちり。 マチネのニクーリナは控えめと言えばそうなのかもしれないけど、 やはりちょっと影が薄いニキヤだったと思う。 チホミロワのガムザッティは、ちょっとした仕草や表情も魅力的で、 一瞬にして嵌ってしまった。 マーシャは別枠で置いといて、 私のささやかなガムザッティ歴ではヌニェスに勝るとも劣らないポジション ^^ この実力でソリストとは、ボリショイの層の厚さを実感するばかり。 チュージンとのPDDでは、タイミングが合わずに決めのアラベスクが崩れていたけど、 それくらいどーでもいい!と思うような素晴らしさだった。 ガムザのヴァリに映える、チホミロワの高いジュテ。 次はキトリで見てみたいな。 バジル=オフチャレンコで、どこかで呼んでもらえませんかね。 クリサノワは、花籠の踊りもテンポに負けずに踊り切ってブラボーだった。 その後の毒殺シーン、大僧正からの解毒剤をチュージンに向かって突き出したのち、 バターンと倒れた。 クリサノワの倒れ方が一番激しかったかも。 それにしても、ボリショイの大僧正はキモ親父度がおそろしく高い ^^; そういう設定なんだろうけど、シトニコフの熱演ぶりが本当に気味悪く(←酷い)、 「あんな帽子、ニキヤじゃなくても絶対誰も貰わないよ」と見る度に思ってしまった。 シトニコフ、ぶらぼー である。 3回目の影の王国、これは何度見ても美しい。 クリサノワの儚げな表情も美しかった。 彼女はどちらかと言えばチャキチャキな雰囲気なのに、白チュチュがよく似合う不思議。 やはり体の線が綺麗だからか。 クリサノワの舞いはとても丁寧で、ヴェールもザハロワより良かった(ほぼノーミス?) 影ヴァリの2人目は、チホミロワに代わってパヴロワだったが、 一見してクオリティが違う。 一番目立ったのが、振り上げる脚の高さ。 うーむ、このヴァリでこれだけ違いを感じるとは、チホミロワおそるべし。 終盤の苛めのような速さのピルエットは、もしかしてザハロワよりも速かったかも。 あれをきっちり回り切るクリサノワの素晴らしい脚力。 ‥なんだけど、あそこはやっぱり早過ぎ!じゃなかろうか。 せっかくの影の王国のラストがアクロバティックになってしまうのが嫌だ。 そして、本当のラスト。 チュージンは舞台中央に片手を付いて斜めに横たわり、 もう片方の手を天に掲げたポーズでEND. (やや踊り死ぬアルブレヒト風味?) 文章にするとなんてことないけれど、クリサノワの消え方~チュージンのポーズに泣けた。 ワタシ的には、この日のバヤが一番良かった、ブラボー。 「とりあえず、これでコンプリート♪」くらいの軽い気分でチケット買ってました、すみません。。 怪我有りのマーシャは置いといて、技術的には ザハロワ≧クリサノワ、ラントラートフ>>チュージン な感じだったのが、 フィギュアで言うPCSが私の中で爆上げだった。 最後に感動の舞台を見せてくれて、どうもありがとう。 幕が降りたところでダッシュすれば最終ひかりに間に合いそうだったけど、 最後まで拍手して、友達とエキュートで感想お茶会した後に高速バスで帰宅。 上野の改札入ったところで、横を歩いていたコールドの男子&女子と目が合い、思わずにっこり。 「良かったよ~」という気持ちが伝わったのか、「スパシーバ♪」と言ってくれた。 楽しかった13日のボリショイ週間、これにて終了。 2017年もたくさん観に行けますように。
by hanakako1026
| 2014-12-10 01:00
| バレエ
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