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≪白鳥の湖≫<全2幕 4場> 音楽:ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー 台本:ユーリー・グリゴローヴィチ (ウラジーミル・ベーギチェフとワシーリー・ゲーリツェルの原台本に基づく) 振付:マリウス・プティパ、レフ・イワノフ、アレクサンドル・ゴールスキー、ユーリー・グリゴローヴィチ 制作:ユーリー・グリゴローヴィチ 美術:シモン・ヴィルサラーゼ 音楽監督:パーヴェル・ソローキン 照明デザイン:ミハイル・ソコロフ 舞踊監督:マハール・ワジーエフ 指揮:パーヴェル・ソローキン 管弦楽:ボリショイ劇場管弦楽団 <出演> オデット/オディール:オルガ・スミルノワ ジークフリート王子:デニス・ロヂキン 悪魔ロットバルト:イーゴリ・ツヴィルコ 王妃(王子の母):ヴェラ・ボリセンコワ 王子の家庭教師:アレクセイ・ロパレーヴィチ 道化:ゲオルギー・グーセフ 王子の友人たち:アナスタシア・デニソワ、アナ・トゥラザシヴィリ 儀典長:アレクサンドル・ファジェーチェフ 花嫁候補たち ハンガリー:ネッリ・コバヒーゼ ロシア:ヴィクトリア・ヤクシェワ スペイン:エルヴィナ・イブライモワ ナポリ:クセーニア・ジガンシナ ポーランド:ヤニーナ・パリエンコ 3羽の白鳥:オルガ・マルチェンコワ、マルファ・フョードロワ、アリョーナ・コワリョーワ 4羽の白鳥:ダリーヤ・ロフツォーワ、オルガ・カリーニナ、マルガリータ・シュライネル、ダリーヤ・ボチコーワ ワルツ:エルヴィナ・イブライモワ、ネッリ・コバヒーゼ、ヴィクトリア・ヤクシェワ、クセーニア・ジガンシナ ウラディスラフ・コズロフ、ドミトリー・エフレーモフ、イワン・アレクセーエフ、ダヴィッド・モッタ・ソアレス +++ 白鳥@大阪はスミルノワ&チュージンの予定が、チュージンが故障で踊れなくなったため、モスクワから再度召喚されたロヂキンへチェンジ。 バレエでのキャストチェンジはよくあることだけど、その場凌ぎの格下交代が多い中で、ダンサーの好みの問題はあるにしてもこの交代は良心的だったと思う。 まあオフチャレンコを帰してしまった状況では、過労のウラドを踊らせるしかなかったわけで、良心以前にどうしようもない状況だったというのもある^^; ロヂキンの王子は、前回来日時の大阪(ザハロワ)、昨夏のロンドン(ステパノワ)に続いて3回目だったが、間違いなく今回が一番良かった。 ザハロワと踊る時のロヂキンは、遠慮がちで演技も中途半端(大根とも言える‥)に見える。 ステパノワの時は、オフチャレンコからの代役ということもあってか、ただ王子の衣装着て踊っていただけであまり参考にならず。 でもこの日のロヂキンは、ザハロワの時よりも自信のある表情で張り切って踊っていたように感じた。 そりゃ女王ザハロワ様と踊るのは、誰でも緊張するわよね。 ウラドにしても、マーシャとクリサノワでは良い意味で気の遣い方が違うように見えたし。 上野のジゼルはイマイチだったけれど、同年代のダンサーと踊るロヂキンならまた観てみたいと思う出来だった。 スミルノワの白鳥全幕はこれが初めて。 クリサノワより白鳥チュチュはよく似合うが、技術的には圧倒的にクリサノワが良い。 特に白鳥の腕の動かし方が細かくないのが気になった。 黒鳥チュチュもよく似合っていたが、怪我のせいでフェッテが苦手なのか、ごくごく普通のオールシングルだった。 オールシングルでも音取りばっちりで安定した回転ならそれでもいいけれど、本当に普通のシングル‥。 なんとか回っているところに大阪名物のうるさい手拍子が加わり、音がちゃんと聞こえているのか心配になった。 前に書いた通り直後のピケターンもクリサノワの半分程度だったし、クリサノワ直後だと見劣りが激しい。 スミルノワの容姿+クリサノワの技術なら怖いもの無しなのに、なかなかうまくはいかないものだ。 ロンドンで観たじゃじゃ馬のビアンカの方が、はるかに魅力的だったかも。 せっかく白チュチュが似合う容姿なのだし今後に期待。 主役以外のキャストは仙台と一緒。 道化は当初スモリャニノフ予定だったのがグーセフにチェンジ。 2回ともグーセフで観られたのはラッキー♪ ロットバルトのツヴィルコもハードスケジュールだったのに、最後まで元気だった。 2日前の仙台に比べたらフェスの舞台は本当に広々で、ロヂキンもツヴィルコもグーセフも伸び伸びと踊っていた。 ただここの緞帳は普通の横開きではなく、上から降りてくるのが×。 ラストでロヂキンが絶望しているのに、上から降りてきた幕で早々に見えなくなってしまう。 しかも降りてくるスピードが速く何の情緒も無い。 真ん中で切れていないからカテコで緞帳前に出て来る時も舞台袖からわざわざ出てこなきゃならないし、いいこと無し。 バレエの時だけでも横開きの幕に変えられないのかといつも思う。 この日のロヂキンは俺様度がとても低く、カテコでスミルノワに跪いていたし、上手側へもきちんとエスコートしていた。 あらー、やればちゃんと出来るじゃないの。 こんなロヂキンを確認できたのは収穫であった。 18日にツアー終了、19日に帰国、22日から本拠地でオネーギン(ウラドは23日)って、なかなかのブラック企業。 ダンサーも大変だったけど、最初から最後まで1人で振っていたソローキンが凄い。 ゲルギーと言い、ロシアの指揮者は鍛え方が違うのね。
by hanakako1026
| 2017-07-23 09:00
| バレエ
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