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1 6月から感想書いてない公演が20近くあるのだけれど、まずはひとつずつ‥。 NBS招聘を離れたっぽいルグリ先生渾身のガラ。 1幕・2幕とも、最初に出演ダンサーのリハーサル、舞台の映像が流れ程よいPR。 演目ごとにスクリーンに振付・音楽・ダンサーが出るのも親切。 +++ ◆『海賊』第3幕よりオダリスク 音楽:A.アダン 振付:M.ルグリ 出演:ニキーシャ・フォゴ、ナターシャ・マイヤー、芝本梨花子 BSプレミアムで放送した海賊、webの感想はあまりよろしくなかったけれど、私は趣味が変わってるのかわりと好きだった。 まあ海賊自体、だから何?的な内容で微妙な演目ではある。 ファゴはやや褐色のスウェーデン人ダンサー。 2幕で自作コンテも踊っており、ルグリ期待のダンサーと思われる。 身体能力高いファゴはキビキビ、金髪小顔で可憐なマイヤーはキラキラ。 急遽参加の芝本さんもとても可愛らしくスタイルも良いのだが、踊りが少々薄味なのが惜しい。 入団1年目のまだ18才なので今後に期待♪ ルグリ振付は脚捌きが細かく、油断すると音に遅れそう。 ◆『ライモンダ』第1幕よりアダージョ 音楽:A.グラズノフ 振付:R.ヌレエフ 出演:ニーナ・ポラコワ、ヤコブ・フェイフェルリック ヌレエフ版のライモンダは初見かも。 ちょっとした隙間に足技を詰め込んでいるのでとにかく難しそう。 このおふたりは踊りこなしていたが、1ヶ所だけバランスでサポートが間に合わず踵が落ちたように見えた。 ガラでも忙しい振付なのに全幕はどんなに大変なのか‥。 怖いもの見たさで見てみたいような。 衣装がキラキラ感少なめで重たい印象だったのが残念。 ◆『I have been kissed by you…』 音楽:M.リヒター 振付:H.マルティン、P.d.バナ 出演:エレナ・マルティン、パトリック・ド・バナ ルグリ・ガラでお馴染みのバナ。 今回かなり前方席だったので集中して観たらまあ面白かった。 前方席ゆえ、最初バナが女性衣装の下にいるのが見えなかったが‥。 日本人には着こなし無理そうな衣装がよくお似合い。 『…Inside the Labyrinth of solitude』 音楽:T.ヴィターリ 振付:P.d.バナ 出演:ジェロー・ウィリック バナとマルティンさんの腕をくぐって登場したウィリックが熱演。 バナ作品も若手が踊るとまた一味違う。 ◆『ラ・フィユ・マルガルデ』 音楽:F.エロルド 振付:F.アシュトン 出演:ナターシャ・マイヤー、デニス・チェリェヴィチコ 思い切り若返ったロパ様とコルプのようなお二人(笑)。 華奢なマイヤーはリーズ衣装がよく似合う。 ウクライナ出身のチェリェヴィチコは足技の技術は高いがややムラがある感じ。 終盤、回って着地の後、斜め前に両手をついてしまったのは失敗だったのかな。 王子キャラではないけれど、面白そうなダンサー。 ◆『マニフィカト』より 音楽:J.S.バッハ(アニュス・デイ) 振付:J.ノイマイヤー(初演:シルヴィ・ギエム、マニュエル・ルグリ) 出演:ニーナ・トノリ、ヤコブ・フェイフェルリック ノイマイヤー作品もやるのか~と思ったら、ルグリ繋がりの作品だったのね。 ハンブルク群舞でよく見る足首外向きの振り、難しいリフトもきっちり決まって見応えあり。 白レオタードが似合うお二人だった。 ◆『じゃじゃ馬馴らし』 音楽:D.ショスタコーヴィチ 振付:J.C.マイヨー 出演:オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン 昨夏のROHでは最上階席から眺めていた作品を、日本で間近に見られるとは思いもしなかった。 遠い席でも別にいいやと思ってチケットを買っていたが、ダンサーの目線や表情が見えるとここまで違うのかと少々驚く。 そうは言ってもお財布の都合というものがあるしね‥。 スミルノワのビアンカは本当に魅力的。 間近でPDDを観たら、また全幕を観たくなってしまった。 ◆『チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ』 音楽:P.I.チャイコフスキー 振付:G.バランシン 出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ 一番のお気に入り、ワディム君のチャイパド。 最初にワディム君を観たのは、コジョカルガラ Aプロ でカスバートソンと踊ったチャイパド。 でも当時ENBだったワディム君はカスバートソンとあまり合っておらず、印象に残るほどの出来ではなかったと思う。 その後のBプロで、本来のパートナー・ダリアと踊ったくるみのGPDDの方がはるかに素晴らしかった。 今回はロイヤルで組んでいるヌニェスなので盤石の出来。 とても高いレベルで普通の出来^^ ヌニェスのチャイパドは何となくコジョカルっぽく、安定していた。 やはり脚の強いダンサーのチャイパドは安心して観ていられる。 ◆『フェアウェル・ワルツ』 音楽:F.ショパン/ V.マルティノフ 振付:P.d.バナ 出演:イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ 前回バレエフェス以来のゲランは、相変わらず美しく存在感があった。 ルグリもしっかり体を絞り、切れ味がある。 このレベルのダンサーは、舞台に立つだけで空気が違う。 ガラ公演もカンパニー公演もNBSから離れたルグリをフェスで観るのは難しそう。 また次のルグリ・ガラで踊って欲しい。 <休憩> ◆『ローレンシア』よりパ・ド・シス 音楽:A.クレイン 振付:V.チャブキアーニ 出演:ニキーシャ・フォゴ、デニス・チェリェヴィチコ、ナターシャ・マイヤー、芝本梨花子、ジェームズ・ステファン、ジェロー・ウィリック 去年、マールイが来日公演で持ってきた「ローレンシア」 パ・ド・シスのみでも簡単な背景を用意して手抜き無し。 ファゴ&チェリェヴィチコ、マイヤー&ウィリック、芝本&ステファン の組合せで踊るが、明らかにファゴ組が上手い。 ‥って、チェリェヴィチコはプリンシパルなのね、上手いのは当たり前か。 (リーズの両手付きが失敗なら、ちょっと情けないかも。) 芝本さん&ステファン君は見栄え的には一番麗しかったのに、男性のザンレールミスが目立っていたのが残念。 とは言え、若手ダンサー6人を披露して、全幕公演前のプロモーションとしてはいい演目だったと思う。 ◆『Medea』 音楽:M.リヒター 振付:P.d.バナ 出演:エレナ・マルティン、パトリック・ド・バナ 一歩間違えると演歌歌手みたいなビーズ衣装をビシッと着こなすバナさん^^ 無音になってからの振りが迫力あり。 ◆『アルルの女』より 音楽:G.ビゼー 振付:R.プティ 出演:イザベル・ゲラン、マニュエル・ルグリ 今まで観たキャストでは、ルグリ・ガラのウィーン国立のヤコヴレワ&クルラーエフ 、 エトワールガラのアッツォーニ&リアブコ が記憶に残る。 どちらも素晴らしかったが、流血したリアブコが特に印象的かな‥。 リアブコはラストの舞台奥への飛び込みで勢い余って流血だったのに、 今回はラストが飛び込むところまで行かず、下手でゲランにもたれかかって暗転だった。 でも飛び込まずに終わると辻褄が合わずなんとも中途半端ではある。 ◆『Movements of the Soul』 音楽:バルバトューキ、K.ディクソン、M.スタイン 振付:ニキーシャ・フォゴ 出演:ニキーシャ・フォゴ 躍動感あふれるファゴ自作のコンテ。 音楽と照明が面白い。 コンテの選曲は重要だとつくづく感じる。 シュツットガルトの「若手振付家の夕べ」に出てきそうな楽しい作品。 ◆『Murmuration』より 音楽:E.ボッソ 振付:E.リアン 出演:ニーナ・ポラコワ、ヤコブ・フェイフェルリック、ジェームズ・ステファン メインがポラコワ&フェイフェルリック、イケメンだけどザンレール難有りのステファン君がリフトのお手伝いで登場。 ポラコワは身のこなしがしなやかでコンテが上手い。 ◆『海賊』第2幕よりアダージョ 音楽:L.ドリーブ 振付:M.ルグリ 出演:マリアネラ・ヌニェス、ワディム・ムンタギロフ ワディム君はチャイパドと海賊!と覚えていて、海賊と言えばいつものアレと思ったら、 幕が上がると上手側にベッドが鎮座しており、あ、違う場面なのねと初めて気付く。 ルグリ版お初なのでスクリーンにも“JAPAN PREMIER”の文字。 鬼と言うほどでもないがリフト多めで男性ダンサーお忙しそうな振付。 ダンスキューブのインタビューによれば、ワディム君はゲストで既に踊っており、 ヌニェスはこれが初めてだそう。 来年のウィーン国立全幕公演に“ゲストプリンシパルを交えて”とあるのは、この2人なのかしら。 来季新国で踊るかわからないしゲストで来るならそそられるけど、チケ代次第かな~。 ◆『グラン・パ・クラシック』 音楽:F.オーベール 振付:V.グゾフスキー 出演:オルガ・スミルノワ、セミョーン・チュージン 女王様度満点のスミルノワのグランパ。 スプリームの八菜さん&ユーゴもかなり良かったが、ボリショイの貫録勝ち。 ドヤ顔でポーズをビシッと決めるスミルノワの素晴らしいこと。 私の短いバレエ鑑賞歴で一番かもしれないグランパだった。 ヴァリの上手→下手移動もノーミス、イタリアンフェッテも余裕。 ラストのフェッテも手を挙げて鮮やか。 ‥フェスのオールシングルだったオディールは何だったのか?と目が点になった。 いやあのオールシングルも綺麗だったからいいんだけれど、今日のキレキレは凄かった。 あと名古屋はフェッテで拍手は起きたが手拍子にしなかったのが偉い。 本当にあれは止めて欲しい。 一方のチュージン、PDDでは深刻な顔でとにかくサポートに徹していた。 チュージンも人気のプリンシパルなのにここまで黒子に徹するとは(驚)。 全体的には八菜さん組よりスミルノワの勝ちだけど、男性ヴァリ限定ならユーゴが弾けてて良かった。 まあこれもかなり高いレベルの比較だけど‥。 なんか白鳥踊れないと一人前じゃない風潮があるが、スミルノワは他の演目の方が魅力的なのではなかろうか。 あのドヤ顔、癖になりそう。 今日の演目でひとつだけもう一度見せてあげると言われたら、私は迷わずグランパを選ぶ。 ◆『Moment』 マニュエル・ルグリ ソロ(世界初演) 音楽:J.S.バッハ/F.ブゾーニ 振付:N. ホレツナ 出演:マニュエル・ルグリ ピアノ:滝澤志野 志野さんのピアノにもたれかかって始まり、同じポーズで終わる演目。 生ピアノはやっぱりいい。 ルグリ先生渾身のソロであった。 全16演目+休憩(20分)で公演時間3時間10分。 7月末のバレエ・スプリームがチケ代ほぼ同じで軽め(スカスカとも言う‥)だったこともあり、満足度高いガラだった。 スプリームはまだ感想をupしていないが、八菜さん見られたからいいようなものの、 用意された音源が悪い、キャスト降板の埋め合わせは無い、2幕は余興?状態で、私の中ではNBSへの不信感がかなり増していた。 一方、今日のガラは、演目もたっぷり、企画もしっかり、もちろん音源も耳障りではなく、チケ代はそれなりに高かったがまた見たいと思う内容だった。 湿度高く酷暑の名古屋に来ていただき、ありがとうございました。
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by hanakako1026
| 2017-08-21 09:00
| バレエ
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